アロースタッドにウシュバテソーロがスタッドイン
10月1日午後2時すぎ、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、2026年から種牡馬として供用を開始するウシュバテソーロがスタッドインした。
ウシュバテソーロは父がオルフェーヴル、母がミルフィアタッチ、母の父がキングカメハメハという血統の鹿毛の8歳。2017年のセレクトセール当歳セッションにおいて、了德寺健二氏に27,000,000円(税込)で売却された市場取引馬になる。
ウシュバテソーロは了徳寺健二ホールディングス(株)が所有、美浦の高木登きゅう舎が管理し、競走成績は39戦11勝2着4回3着6回。2023年のドバイワールドC(G1)、2022年、2023年の東京大賞典(G1)、2023年の川崎記念(Jpn1)、2023年の日本TV盃(Jpn2)などを制覇したほか、2024年のドバイワールドC(G1)、2024年のサウジC(G1)で2着、2025年のサウジC(G1)で3着になるなど、ダートのトップホースとして世界で活躍した。2023年にはJRA賞特別賞とNARダートグレード競走特別賞を受賞している。総獲得賞金の2,601,311,100円は日本調教馬最高になる。
2026年の種付料は未定。事務局の(株)ジェイエスは「もともと芝も走れてましたし、ダートであれだけの成績を残し、海外でもいろいろな国と地域で常に安定した成績を残したということは、能力が高い証拠といえるでしょう。血統的にも素晴らしい母系。オーナーの期待も大きいですし、来年2月の種牡馬展示会までにしっかりと体をつくっていきます。これだけ走った馬ですので、導入が発表されてから種付料の問い合わせなどが多く寄せられました。静内で生まれた馬ですし、オルフェーヴルの血を残していきたいです。体高も172cmあって雄大な素晴らしい馬体をしています。せりでもひときわ目立つような立派な産駒が生まれるのではないでしょうか」と話した。
スタッドイン後はさっそく、見学に訪れたファンに馬房越しに元気な姿を披露した。