富川小学校が門別競馬場を見学
9月30日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、日高町富川東にある日高町立富川小学校(小嶋範彦校長)による総合的な学習の時間が行われた。
総合的な学習の時間は、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習と探究的な学習、協働的な学習をする教育課程。富川小学校では3年生を対象に地元の基幹産業である軽種馬について、これまで下河辺牧場の見学、おがわじゅりさんの授業と2回行われてきた。3回目はホッカイドウ競馬が開催されている門別競馬場が舞台になった。
門別競馬場では一般社団法人北海道軽種馬振興公社総務部の橋本頌之さんとギリ・スザタさんが案内。ホッカイドウ競馬について2人は「競馬場は、みんながいままで見てきた生産牧場で生まれた馬を走らせているところです。門別競馬場は馬産地にある競馬場です。日本にはJRAと地方競馬と2つの競馬があります。門別競馬場は地方競馬になります。北海道が主催しています。門別競馬場では4月から11月まで競馬を開催しています。だいたい火水木の3日間、午後2時半から午後8時半ころまでやっています。すべての日程がナイターになります。門別競馬場には700頭から800頭の馬がいます。調教師は28人、騎手は18人です。2歳馬が多くて日本では一番早く2歳の競馬が始まります。とくに門別競馬場はパドックを近くで見ることができることで有名です」と門別競馬場やホッカイドウ競馬について説明した。
児童はレース前に馬がお披露目されるパドックやレースを見学。パドックを見て各自が気になった馬をゴール板前で応援した。
馬産地に住む子どもながら、門別競馬場は初めてという児童が多く「電気(ナイター照明)は何時ころ点きますか?」、「ナイターはどれくらい明るいですか?」、「ナイター照明はどれくらいありますか?」、「パドックは一周したら何メートルくらいありますか?」、「馬は何時に寝ますか?」、「ライトで馬はまぶしくないのですか?」、「コースは一周どれくらいですか?」、「馬に乗っているジョッキーさんは、前の馬が蹴る砂が目に入らないのですか?」、「パドックでは何周しますか?」、「きゅう務員さんの人はなんでヘルメットをかぶっているのですか?」、「なんで本番前にパドックを周るのですか?」、「なんで馬の名前は九文字なんですか?」、「なんでコースにバスとか車があるのですか?」、「パドックの周りになんで花があるのですか?」、「馬の名前はどうやって決めるのですか?」、「ケガをした(競走除外になった)馬はどこに行ったのですか?」など数多くの質問が寄せられた。