馬産地ニュース

日高軽種馬農業協同組合門別支所で馬魂慰霊祭が行われる

  • 2025年10月10日
  • 毎年10月に執り行われる馬魂慰霊祭
    毎年10月に執り行われる馬魂慰霊祭
  • 好天のなか約20人の関係者が参列した
    好天のなか約20人の関係者が参列した
  • 供物を供えて功労馬を供養した
    供物を供えて功労馬を供養した

 10月3日、日高町緑町にある日高軽種馬農業協同組合門別種馬場跡地の馬魂慰霊碑前において、門別軽種馬生産振興会(槇本一裕会長)の主催により、馬魂慰霊祭が執り行われた。

 馬魂慰霊祭は毎年10月に行われる門別軽種馬生産振興会の伝統行事。馬魂慰霊碑の周辺には、かつて門別種馬場にて種牡馬として繋養されていた、1980年、1981年の年度代表馬ホウヨウボーイの墓碑や馬頭観世音菩薩が建立されている。

 馬魂慰霊祭には槇本一裕会長や会員、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長、日高町の大鷹千秋町長と産業課の奈良敦課長、門別町農業協同組合の松並智幸理事兼務参事、日高町獣医師会の園田要会長、日高軽種馬農業協同組合の梁川正普理事、岡本邦彦参事、業務部の小島謙治部長、ひだか・ホース・フレンズのスタッフなど関係者が参列。富川神社の高橋秀徳宮司の神事に従い、軽種馬生産育成のレベルアップや門別の軽種馬産業発展に寄与した競走馬、種牡馬、繁殖牝馬などの功労馬の冥福を祈り、今後の愛馬や門別産馬の活躍、軽種馬生産のさらなる発展を祈願し、玉串をささげた。

 槇本会長は「本日はお忙しいなか、本振興会主催の馬魂慰霊祭におこしいただき、ほんとうにありがとうございました。会長職になって、こんなに良い天気で馬魂慰霊祭を行うことができて緊張しておりますが、これもみなさまのご厚意の賜物と感謝申し上げます。われわれ門別軽種馬生産振興会は、好調な馬の売れ行きにあぐらをかかないよう、これからもよい馬をつくり、よい馬を育て、より高く売るれるよう頑張っていきたいとおもいますので、今後もみなさまにおかれましては、ご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」とあいさつした。

 門別産馬は今年、サトノレーヴが高松宮記念(G1)、ソウルラッシュがドバイターフ(G1)、エコロデュエルが中山グランドジャンプ(JG1)、ナルカミがジャパンDクラシック(Jpn1)に優勝。中央・地方、海外とワールドワイドな活躍を見せている。