富川小学校でおがわじゅりさんの馬の出前授業が行われる
9月26日、日高町富川東にある日高町立富川小学校(小嶋範彦校長)において、おがわじゅりさんによる馬の出前授業が行われた。
この授業は総合的な学習の時間の一環。総合的な学習の時間は、学校が地域や学校、児童生徒の実態等に応じて、教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習と探究的な学習、協働的な学習をすることで、富川小学校では地元の基幹産業である軽種馬について、3年生を対象に全3回を予定している。
9月17日の下河辺牧場に続き、第2回目となった今回は、馬のイラストを体験。講師に馬のイラストレーターとして知られるおがわじゅりさんを招聘した。
講師を務めたおがわじゅりさんは、神奈川県の出身で現在は宮城県に在住。中学2年生のときに競馬に興味を持ち、高校卒業後は北海道の生産牧場に就職した。その後、乗馬クラブで働きながら独学で馬の絵を描き始め、イラストレーターの活動をスタート。2007年に中山競馬場の地下通路イラストを手掛けたのを皮切りに、東京競馬場のシャッターイラストやターフビジョンイラスト、中京競馬場施設内イラスト、帯広競馬場のコースイラスト、福島競馬場施設内イラスト、札幌競馬場施設内イラストなど数多くのイラストを担当している。馬産地とも縁が深く、2017年には新ひだか町サポート大使に就任。今年10月25日に新ひだか町静内神森にある北海道市場にて開催される、馬産地日高の馬の文化祭、うまカルフェスin新ひだかでは、馬のおえかき教室を予定しているという。
おがわじゅりさんは「みなさんこんにちは。今日は宮城県からきました。いろんなところで馬のおえかき教室をしていますが、北海道に住んでいる人たちは、身近に馬がいる、近くで見ることができる環境ですので、上手に描けるようになるのではと期待しています」とあいさつ。「馬の毛色は何種類あるか知っていますか?」、「2頭の馬がいます。両方ともオスで同じ毛色、顔にも脚にも特徴がありません。いまはマイクロチップで判別できますが、むかしはありません。どうやって2頭を見分けますか?」といった質問を交えて、馬の顔を描くコツ、体全体を描くコツなどを教えた。
児童はおがわじゅりさんのアドバイスに従いながら、表情豊かな馬の絵を完成させた。