札幌競馬場でタイトルホルダーがお披露目される
9月21日、札幌市中央区にある札幌競馬場において、タイトルホルダー展示&トークショーが開催された。
これは9月20日、21日、10月11日、12日、13日のJRA札幌競馬場ウマとファミリーフェスタのイベントのひとつ。この日はほかにも、競走馬が実際に走るダートコースでかけっこするキッズダートダービー、仮面ライダーゼッツショー、ワクワク枠色抽選会、抽選で5名限定のタイトルホルダー写真撮影会、当日1,500円以上購入馬券の提示で、タイトルホルダー蹄鉄、静内エクリプスホテル宿泊券タイトルホルダー号コンセプトルーム、ぬいぐるみ、ハンドタオル、おがわじゅりボールペン、オリジナルキャンディーが当たるタイトルホルダー抽選会なども行われた。タイトルホルダー展示&トークショーはパドックで実施された。
タイトルホルダーは2018年2月10日に新ひだか町静内目名にある岡田スタッドで誕生。父はドゥラメンテ、母は小柄なアイドルホース、メロディーレーンも生んだメーヴェという血統になる。2018年のセレクトセール当歳セッションにおいて21,600,00円(税込)で落札され、岡田スタッドえりも分場で育成された。
2010年10月、中山競馬場での2歳新馬戦でデビューし、1番人気に応えて見事1着。2戦目、東スポ杯2歳S (G3)、3戦目のホープフルS(G1)では、惜しくも2着、4着と敗れるも、3歳初戦となった弥生賞ディープインパクト記念(G2)で重賞初制覇を飾った。秋に阪神競馬場での開催となった菊花賞(G1)で2着のオーソクレースに5馬身差をつけて逃げ切り勝ち。G1初制覇を成し遂げた。
4歳初戦の日経賞(G2)では好スタートから先手を奪うと最後まで先頭を譲ることなく優勝。そこから快進撃が始まり、天皇賞(春)(G1)では2着のディープボンドに7馬身の差をつけて菊花賞(G1)に続く逃げ切り勝ちでG1競走2勝目をあげた。宝塚記念(G1)はファン投票1位に選出され、2着のヒシイグアスに2馬身差をつけて優勝。勝ち時計の2分09秒7は、レースレコードだった。
通算成績は19戦7勝2着3回3着1回。現役引退後は新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにおいて種牡馬として供用されている。
トークショーはHBC北海道放送の堀内大輝アナウンサーをMCに、タイトルホルダーの生産者である、岡田スタッド代表、札幌馬主協会会長の岡田牧雄さんと馬産地ライターの村本浩平さんが登場。母メーヴェの導入理由、ドゥラメンテを配合した理由、セレクトセール当歳セッションへの上場経緯、成長と育成時の姿について、どんな馬になるとおもったか?新馬勝ちから弥生賞ディープインパクト記念(G2)制覇、皐月賞(G1)2着だった時の気持ち、日本ダービー(G1)への思い、クラシックでの活躍、菊花賞(G1)での作戦、スタミナを活かしたレーススタイル、天皇賞(春)(G1)優勝、宝塚記念(G1)レコード勝ち、ラストランとなった有馬記念(G1)、種牡馬入り後の様子、今年の種付頭数、産駒への期待などについて軽快なトークを展開した。
この日の札幌競馬場は競馬開催場ではないにもかかわらず、数多くの競馬ファンが来場。会場になったパドックには重賞競走時と変わらないくらいの人垣ができ、元気いっぱいに周回するタイトルホルダーとの再会を心から楽しんだ。