地方競馬主催者軽種馬生産地現地検討会が行われる
9月15日、16日、NAR地方競馬全国協会(斉藤弘理事長)と公益社団法人日本軽種馬協会(河野洋平会長理事、以下JBBA)による、令和7年度地方競馬主催者軽種馬生産地現地検討会が行われた。
軽種馬生産地現地検討会は、地方競馬における競走馬資源の一環で、主催者幹部職員を対象にした軽種馬生産の実情視察。地方競馬主催者が生産地への理解を深めることを目的に2008年から実施されており、新型コロナウイルス感染症の影響により休止した期間があったが、今年で14回目を迎えた。
今年の軽種馬生産地現地検討会には、北海道農政部競馬事業室、北海道軽種馬振興公社、岩手県競馬組合、埼玉県浦和競馬組合、千葉県競馬組合、特別区競馬組合、神奈川県川崎競馬組合、石川県競馬事業部、岐阜県地方競馬組合、愛知県競馬組合、兵庫県競馬組合、高知県競馬組合、佐賀県競馬組合、関東地方公営競馬協議会、全国公営競馬主催者協議会のほか、NAR地方競馬全国協会からは仙台光仁副理事長、相川貴志理事など、JBBAからは上野儀治副会長常務理事、山岸直樹事務局長など約40人が出席。懇親会には日高軽種馬農業協同組合の谷川貴英副組合長、木村晃悦監事、胆振軽種馬農業協同組合の田中芳郎代表理事組合長、JRA日高育成牧場の吉田年伸場長、佐藤文夫副場長、公益財団法人軽種馬育成調教センターの山下芳則専務理事、浦河町軽種馬生産振興会の岡本昌市会長、荻伏軽種馬生産振興会の梅田幹也会長らが出席した。
一行は最初に北海道セプテンバーセールが開催されている新ひだか町静内神森にある北海道市場を視察。隣接する競走馬のふるさと日高案内所や北海道市場のパレードリンク、セール会場などを見学した。
その後、一行は浦河町西幌別にある谷川牧場、浦河町西舎にあるうらかわ優駿ビレッジAERUに繋養されている、オウケンブルースリ、スズカフェニックス、ナカヤマフェスタ、マイネルキッツといった引退競走馬の余生の様子、JRA日高育成牧場の施設などを見学。引退競走馬の現状や競走馬資源確保の最前線について理解を深めた。