馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊が札幌競馬場を見学

  • 2025年09月16日
  • 4回目となったJRA札幌競馬場の見学
    4回目となったJRA札幌競馬場の見学
  • 20人のキッズが参加した
    20人のキッズが参加した
  • 札幌競馬場の芝コースを疾走
    札幌競馬場の芝コースを疾走

 9月13日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)が主催するひだかうまキッズ探検隊2025は、札幌市中央区にあるJRA日本中央競馬会の札幌競馬場(植田嘉奈子場長)を見学した。

 ひだかうまキッズ探検隊2025は、JRA日本中央競馬会による特別振興資金助成事業のひとつとして実施。日高管内の小学校3年生から6年生を対象にした「日高をもっと知りたい」、「うまと“ともだち”になりたい」、「いろんなうまに会いたい」をテーマに、馬産地日高で馬と軽種馬産業について知識を養っている。

 2017年にスタートし今年で9年目。6月の木村秀則牧場とアロースタッド、ライディングヒルズ静内、7月のビッグレッドファーム、7月のJRA日高育成牧場と軽種馬育成調教センターに続く今回は、20人のキッズが参加した。札幌競馬場を見学するのは2年ぶり4回目になるという。

 札幌競馬場では堀内淳副場長が講師を務め、「みなさん、札幌競馬場にようこそ。みなさんはこれまでにいろんな牧場を見てきて、牧場の様子や厩舎作業、引き馬に乗ったり、いろんな活動をしてきたと聞いてます。みなさんが見てきたサラブレッドの生産牧場や育成牧場の馬たちが、最終的に目標にしているのが競馬場で走ること、レースに勝つことですので、競馬場はある種、晴れの舞台です。たとえて言えば、スポーツ選手がオリンピックや世界選手権を目指すとか、野球の選手だったらWBC、サッカーの選手だったらW杯のようなことです」とあいさつ。続いて「競馬場ってどんなところ?」、「馬がコースに出るまで」、「コースに入ってみよう!」と段階的に説明し、レースの前と後に騎手が斤量を計る検量室、レース前に出走馬の馬体重測定、蹄鉄のチェック、個体識別などを行う装鞍所、レース前に出走馬がファンの前で周回するパドック、出走馬がレースで走る本馬場と、馬がレースに出走するまでの動線を見学した。

 札幌競馬場ではスペシャルゲストとして一般社団法人札幌馬主協会の岡田牧雄会長理事が登場。岡田牧雄会長理事は「みなさん、今日は札幌競馬場のいろんなところを見て、競馬を好きになってください。家に帰ったらお父さんやお母さん、友だちに、競馬場が楽しかったことなどたくさん伝えてくだい」と話し、キッズたちがパドックや本馬場の芝コースを元気に駆け抜ける姿に目を細めていた。