レックススタッドにルペルカーリアがスタッドイン
9月9日午後2時30分ころ、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、2026年から新たに種牡馬として供用を開始するルペルカーリアがスタッドインした。
ルペルカーリアは牡7歳の鹿毛。父はモーリス、母はシーザリオ、母の父はスペシャルウィークという血統で、母は2005年にオークス(G1)、アメリカンオークス(G1)、フラワーC(G3)などを制覇した、2005年のJRA賞最優秀3歳牝馬とJRA賞最優秀父内国産馬を受賞馬、半兄には2014年のジャパンC(G1)、2013年の菊花賞(G1)、神戸新聞杯(G2)、2012年のR-NIKKEI杯2歳S(G3)などを制覇して、父として2024年の日本ダービー馬ダノンデサイル、2021年のJRA賞年度代表馬エフフォーリア、2020年の牝馬三冠馬デアリングタクト、2024年の桜花賞馬ステレンボッシュなどを送り出しているエピファネイア、2019年の皐月賞(G1)、2018年のホープフルS(G1)、2019年の神戸新聞杯(G2)、2020年の金鯱賞(G2)などの優勝馬で今年の京都新聞杯(G2)に勝ったショウヘイ、毎日杯(G3)に勝ったファンダムの父として知られるサートゥルナーリア、2015年の朝日杯フューチュリティS(G1)などを制覇して、父として今年の皐月賞(G1)などを制覇したミュージアムマイル、2024年の天皇賞(春)(G1)などを制覇したテーオーロイヤルを送り出しているリオンディーズがいる。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬になる。
ルペルカーリアの競走成績は12戦2勝2着1回3着1回。キャロットファームが所有、栗東の友道康夫厩舎が管理し、2020年9月に中京競馬場の2歳新馬戦でデビュー。2戦目で初勝利をあげた。重賞初挑戦となった2021年の毎日杯(G3)はシャフリヤールの4着。京都新聞杯(G2)でレッドジェネシスの2着に入った。
今年6月に左前脚の支持靱帯損傷が判明したため現役を引退。6月14日付けでJRAの競走馬登録を抹消していた。
事務局の(株)レックスは「良血馬だけあって雰囲気がありますね。脚元のけがで大きなレースには勝てませんでしたが、重賞で2着がありますし、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアというきょうだいが種牡馬として成功していますので、ルペルカーリアも種牡馬としてのポテンシャルは高いと確信しています。当スタッドに繋養していたスクリーンヒーローの血を引く種牡馬ですので縁を感じますね。来年の種付シーズンまで時間がたっぷりあるので、種牡馬生活へ向けてしっかり準備をしていきたい」と話した。2026年の種付条件は後日発表される。