北海道サマーセール取引馬がJRA日高育成牧場に移動
8月27日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に移動した。
JRAは新ひだか町静内神森にある北海道市場において8月18日、19日、20日、21日、22日、23日に開催された日高軽種馬農業協同組合主催の北海道サマーセールにて、37頭(牡18頭、牝19頭)を総額318,890,000円(税込、以下同)で購買。トップバイヤーとして売却総額、上場頭数、売却頭数、平均価格で過去最高の記録したせりの活況を支えた。
父馬別では、カラヴァッジオ、ゴールドシップ、ステルヴィオ、ダノンスマッシュ、マカヒキ、マテラスカイ、ミスターメロディ、ミスチヴィアスアレックスが2頭。アジアエクスプレス、アドマイヤマーズ、アルアイン、インティ、ウィルテイクチャージ、オメガパフューム、グレーターロンドン、グローリーヴェイズ、ゴールドドリーム、ジャンダルム、ストラクター、ダノンキングリー、ディーマジェスティ、デクラレーションオブウォー、ファインニードル、フィレンツェファイア、フォーウィールドライブ、ブリックスアンドモルタル、ミッキーアイル、リオンディーズ、ロジャーバローズが1頭になった。
購買を担当した立野大樹JRA馬事部生産育成対策室上席調査役は「最終日の6日目は少し寂しい結果になりましたが、売却総額、売却頭数、平均価格がこれまでで最も良い数字ということで、全体を通しては活発なせりになったとおもいます。そんななかで当初の予定通り37頭購買することができました。高額取引が多かったカラヴァッジオ産駒もなんとか2頭購買することができましたし、新種牡馬の産駒、芝向きの馬、ダート向きの馬など豊富なバリエーションになったと自負しております。今年は1歳市場で74頭の購買を予定していますので、セプテンバーセールでは10頭の購買を予定しています」と話した。
購買した37頭のうち、JRA日高育成牧場では27頭(牡13頭、牝14頭)を管理。午前中に牡馬が、午後からは牝馬が移動してきた。
移動してきた27頭は吉田年伸場長や遠藤祥郎業務課長といった職員が、馬体検査、歩様検査、マイクロチップ検査、馬体重測定、採血、ボディコンディションスコアチェック。昼夜放牧を経て9月中旬から順次、馴致を始めていくという。