8月26日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールにて購買した1歳馬が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場へ移動した。

 JRAは8月18日、19日、20日、21日、22日、23日に新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道サマーセールにおいて、牡18頭、牝19頭の合計37頭を総額318,890,000円(税込、以下同)で購買。37頭のうち、4,400,000円で購買したアドマイヤマーズ産駒の牝馬になるウェイクアップ2024、7,150,000円で購買したダノンスマッシュ産駒の牡馬になるシュンプウサイライ2024、4,840,000円で購買したマテラスカイ産駒の牡馬になるスカイノーヴァ2024、6,050,000円で購買したミッキーアイル産駒の牝馬になるトーセンナチュラル2024、4,950,000円で購買したミスチヴィアスアレックス産駒の牝馬になるオーネットサクセス2024、19,800,000円で購買したカラヴァッジオ産駒の牡馬になるブライトメッセージ2024、13,200,000円で購買したミスターメロディ産駒の牡馬になるホクセーメジャー2024、6,600,000円で購買したステルヴィオ産駒の牝馬になるオーミバンビーナ2024、11,000,000円で購買したゴールドドリーム産駒の牡馬になるアマルフィターナ2024、3,300,000円で購買したディーマジェスティ産駒の牝馬になるギャルソンヌ2024の10頭が、JRA宮崎育成牧場で管理されることになった。

 10頭のうち2頭は浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場にて、8頭は北海道市場にて積み込み。10頭は陸路で函館港へ向かいフェリーで本州に上陸し、栃木県宇都宮市にある一般財団法人Thoroughbred Aftercare and Welfare(TAW)宇都宮事業所で一泊し29日午前、元気な姿でJRA宮崎育成牧場に到着したという。

 今年のJRA宮崎育成牧場への移動は北海道サマーセール購買馬の10頭で終了。JRA宮崎育成牧場ではサマーセール組の10頭のほか、北海道セレクションセール購買馬の4頭、八戸市場購買馬の4頭、九州1歳市場購買馬の2頭、JRAホームブレッドの2頭を合わせて22頭が来年のJRAブリーズアップセールへ向けて管理されるという。

 10頭の移動に同乗したJRA宮崎育成牧場業務課の福田一平獣医師は｢10頭は9月中旬から馴致を初めて、それから騎乗調教に入る予定です。皆さまが手塩にかけた愛馬を、来年のブリーズアップセールまで大切に育てていきます｣と話した。