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ミスチヴィアスアレックス産駒がJRA初勝利

  • 2025年08月29日
  • JRA初勝利のミスチヴィアスアレックス
    JRA初勝利のミスチヴィアスアレックス
  • イントゥミスチーフの貴重な後継種牡馬として期待は大きい
    イントゥミスチーフの貴重な後継種牡馬として期待は大きい
  • 当歳時のマーゴットサンズ
    当歳時のマーゴットサンズ

 8月24日、第2回札幌競馬第2日第1競走においてダート1,700mの2歳未勝利戦が行われ、船橋の本田正重騎手が騎乗した7番人気のマーゴットサンズが後続に6馬身差をつけて1分47秒1のタイムで優勝し、父のミスチヴィアスアレックスはJRA初勝利を記録した。

 2025年にファーストクロップがデビューするフレッシュマンサイアーのJRA初勝利は、フィレンツェファイア、ポエティックフレア、インディチャンプ、ダノンプレミアム、コントレイル、ダノンスマッシュ、ヴァンゴッホ、クリソベリル、マテラスカイ、ベンバトルに次いで11頭目。ミスチヴィアスアレックスにとっては13頭のデビューで延べ26戦目で記念すべきJRA初勝利になった。

 父の産駒としてJRA初勝利を記録したマーゴットサンズは、母がスペルバインド、母の父がゴールドアリュールという栗毛の牝馬。安平町追分向陽にある追分ファームの生産で、母の半兄は2006年の京都記念(G2)に勝ち、2005年の皐月賞(G1)で2着、日本ダービー(G1)で3着になったシックスセンス、母の半弟は2009年の京都新聞杯(G2)で2着のデルフォイ、近親には2021年のスプリングS(G2)に優勝したヴィクティファルスがいる。2024年の北海道セレクションセールにおいて19,800,000円(税込)で取引された市場取引馬として有名だ。

 種牡馬としてJRA初勝利をマークしたミスチヴィアスアレックスは、父がイントゥミスチーフ、母がホワイトパンツナイト、母の父がスパイツタウンという鹿毛のアメリカ産馬。現役時代はアメリカのダート短距離重賞戦線で活躍し、2021年のカーターH(G1)、ガルフストリームパークスプリントS(G3)、2020年のゴーサムS(G3)、スウェイルS(G3)という4つの重賞競走を含め通算15戦7勝2着1回3着2回の成績を残した。

 現役引退後の2022年から新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場にて種牡馬として供用開始。初年度産駒は89頭が血統登録されている。地方競馬ではすでに8頭が勝利。地方ファーストシーズンサイアーランキングは第2位をキープ、総合のファーストシーズンサイアーは第5位にランクしている。

 産駒のJRA初勝利にミスチヴィアスアレックスを繋養する公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長は「うれしいですね。マーゴットサンズの母はミスチヴィアスアレックスの最初の交配相手で、マーゴットサンズは日本で最初に生まれたミスチヴィアスレックス産駒です。最初の種付けということでとくに印象が残っていますし、生まれてすぐ写真を見ましたが父に似てよい馬だなと思ったことを覚えています。セレクションセールでも父の産駒としては最も高額で売却されたので注目していました。本田正重騎手のJRA初勝利にもなりましたし、強い勝ち方だったのでよかったです。地方競馬では早々と勝利をあげていたので、JRAでもと期待しておりました。一つ勝ったことでこれからどんどん勝ち上がってくれると思います」と話した。