ハヤヤッコがノーザンホースパークに入厩
8月15日、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークに、ハヤヤッコが元気な姿で入厩した。
ハヤヤッコは父がキングカメハメハ、母がマシュマロ、母の父がクロフネという血統の白毛の9歳。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、全弟には北海道2歳優駿(Jpn3)3着のピオノノ、母の全姉は関東オークス(Jpn2)、クイーン賞(Jpn3)、TCK女王盃(Jpn3)などを制覇した2010年のNARグランプリ最優秀牝馬のユキチャン、一族には阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、桜花賞(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)、札幌記念(G2)、札幌2歳S(G3)、アルテミスS(G3)などを制覇した2020年のJRA賞最優秀2歳牝馬で2021年のJRA賞最優秀3歳牝馬のソダシ、スプリンターズS(G1)、オーシャンS(G3)などを制覇した2023年のJRA賞最優秀スプリンターのママコチャ、チューリップ賞(G2)、京王杯スプリングC(G2)、セントウルS(G2)、小倉2歳S(G3)、ファンタジーS(G3)、シルクロードS(G3)などを制覇したメイケイエール、羽田盃(Jpn1)などを制覇したアマンテビアンコがいる。
ハヤヤッコの競走成績は45戦7勝2着5回3着4回。現役時代は金子真人ホールディングス(株)が所有、美浦の国枝栄きゅう舎が管理し、2024年のAR共和国杯(G2)、2022年の函館記念(G3)、2019年のレパードS(G3)と3つの重賞競走に優勝した。
今年の目黒記念(G2)で右前浅屈腱不全断裂を発症し競走を中止。6月19日付けでJRAの競走馬登録を抹消した。抹消後は生まれ故郷であるノーザンファームで休養。患部の治療、去勢手術を経てセカンドキャリアを送るノーザンホースパークへ移動した。
ノーザンホースパーク乗馬運営課の織田拡樹さんは「馬運車から降りたときは首を長くして周囲を気にしていましたが、厩舎に向かいだしてからは落ち着いて歩いていたので賢そうな印象でした。現役も引退したばかりで新しい環境にも慣れていないでしょうから、まずは心身ともにゆっくり休んでもらおうとおもいます」と話した。
今後は治療を継続し、ハヤヤッコのコンディションを見て見学厩舎へ移動する。見学厩舎へ移動する際はノーザンホースパークのSNS等でリリースされるという。