門別競馬場でびらとりDayが行われる
8月5日、ホッカイドウ競馬の令和7年度第9回門別競馬第1日目が行われた日高町富川駒丘にある門別競馬場において、びらとりDayが開催された。
びらとりDayは、平取町軽種馬生産振興会、平取町、びらとり農業協同組合などによる協賛イベント。平取町の住民に軽種馬産業への関心を高めてほしいというおもいと、平取町の基幹産業のひとつである競走馬生産や北海道サマーセール上場馬、平取町の名産品、観光施設などを、全国の競馬ファンにPRすることを目的としている。ホッカイドウ競馬と地域との連携事業のひとつで2016年から行われているという。
びらとりDayの門別競馬場の入場門(JBC駐車場側)では、先着500名に「びらとり和牛カレー」と「トマトジュース ニシパの恋人」が当たる抽選会を開催。とねっこ広場では平取町の特産品であるびらとり和牛のサイコロステーキ、オールポークフランクを販売するブースも設置された。
この日は第1競走でJBC2025船橋・門別まであと90日平取町馬事普及賞、第2競走で日高山脈最高峰幌尻岳賞、第3競走でアイヌ文化のふるさと平取町賞、第4競走でびらとり温泉ゆから賞、第5競走でチプサンケ賞、第6競走で平取中応援ファンファーレ賞、第7競走でサマーセール平取産馬応援特別、第8競走で協賛競走平取町軽種馬生産振興会特別、第9競走でびらとり農業協同組合協賛JAびらとりニシパの恋人特別、第11競走で平取町協賛平取町長杯「平取すずらん」特別を実施。全12競走中、9競走が平取町にゆかりのある競走名で行われた。
それぞれの発走前には競走名にちなんだプロモーション動画が大型スクリーンやLIVE中継で放映され、全国に平取町の軽種馬生産や観光名所、名産品が紹介された。
3つの協賛競走の表彰式では、第8競走で平取町軽種馬生産振興会中田亨会長が、第9競走でびらとり農業協同組合福本秀雄代表理事組合長が、第11競走で平取町遠藤桂一町長が、それぞれの優勝馬関係者を表彰。副賞やびらとり和牛、びらとりトマトといった記念品を贈呈した。
また、第11競走の本馬場入場後には表彰式会場において、平取中学校吹奏楽部による楽曲披露、発走前にはファンファーレを生演奏。競馬場に集まった平取町民や競馬ファンらを前に息のあった音色を届けた。
びらとりDayを開催した平取町軽種馬生産振興会中田亨会長は「役場や農協の職員の方が真剣に取り組んでくださっているおかげで平取町のよいPRになっているとおもいます。サマーセールの前に平取町からのサマーセール上場馬を宣伝できたのかなと、広く知らしめることで効果が出たらいいなと期待しています。わたしは今年振興会の会長になったばかりなのですが、平取町の軽種馬生産のために、これまでの振興会長も力を入れてきたイベントなので、これからも継続してホッカイドウ競馬を応援すると同時に平取町のよいところをアピールしていきたいと考えています」と話した。