馬産地ニュース

BOKUJOB2025研修コース合同見学会が行われる

  • 2025年08月13日
  • JBBA研修を見学する参加者
    JBBA研修を見学する参加者
  • 研修に励む生産育成技術者研修第47期生
    研修に励む生産育成技術者研修第47期生
  • BTC研修を見学する参加者
    BTC研修を見学する参加者
  • ホースシミュレーターにも騎乗した
    ホースシミュレーターにも騎乗した

 7月17日から18日と8月7日から8月8日までの2回、公益社団法人競走馬育成協会、公益社団法人日本軽種馬協会、一般社団法人日本競走馬協会、公益財団法人軽種馬育成調教センターおよびJRA日本中央競馬会の5団体で構成する牧場就業促進事務局の主催によるBOKUJOB2025研修コース合同見学会が行われた。

 この合同見学会は1泊2日の日程で2つの研修コース(1年間・全寮制)を見学できるイベント。新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場で行われている生産育成技術者研修および浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC)で行われている育成調教技術者養成研修の入講を検討している人に、2つの研修コースの研修施設と研修風景、寮や施設などを実際に見学して、今後の進路の参考にしてもらうことを目的としている。

 今年の研修コース合同見学会は7月17日から7月18日のA日程、8月7日から8月8日のB日程、11月2日から11月3日のC日程の3回開催。A日程には25人が、B日程には26人が参加した。

 新千歳空港に集合した参加者は専用バスで公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場に移動。静内種馬場で繋養する種牡馬や種付所といった種馬場全体の施設や、4月に入講した生産育成技術者研修第47期生の研修の様子を見学した。

 2日目は公益財団法人軽種馬育成調教センターで調教施設や4月に入講した育成調教技術者養成研修第43期生の研修の様子などを見学。研修寮のあかしあ寮ではトレーニング室にあるホースシミュレーターにも体験騎乗した。

 各研修コースの教官は、それぞれの研修内容や研修内容の違い、どういうときに厳しい口調で注意するかなどを説明。参加者は「授業の後に居残り練習はできるのですか?」、「入講する前にどんな準備が必要ですか?」、「高校を中退して研修を受講するのと高校を卒業してから受講するのはどちらが良いか?」、「体重はどれくらいなら騎乗可能か」など、積極的に質問した。

 2つの研修コースを見学した参加者は、最後に日高管内の育成牧場を見学。2つの研修コースに理解を深め、研修修了後の進路についても思いを巡らせた。