シャトル種牡馬4頭が南半球へ向け出国
7月29日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドにて種牡馬生活を送っているパンサラッサ、新冠町明和にあるビッグレッドファームにて種牡馬生活を送っているベンバトル、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬生活を送っているサトノアラジン、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにて種牡馬生活を送っているモーリスが、南半球における交配シーズン期間にシャトル供用されるため、新千歳空港から南半球へ向けて出国した。
パンサラッサは2シーズン連続2度目のシャトル。南半球での供用先はオーストラリアにあるユーロンスタッドで現地での種付料は昨シーズンと同じ16,500オーストラリアドルに設定されている。
ベンバトルも2シーズン連続2度目のシャトル。南半球での供用先はオーストラリアにあるウッドサイドパークスタッドで、現地での種付料は昨シーズンと同じ22,000オーストラリアドルに設定されている。
サトノアラジンは、2018年、2019年、2021年、2022年、2023年、2024年に続き7度目のシャトル。南半球での供用先はニュージーランドにあるリッチヒルスタッドで現地での種付料は45,000ニュージーランドドルに設定されている。
モーリスは2017年、2018年、2019年、2021年、2022年、2023年、2024年に続き8度目のシャトル。南半球での供用先はオーストラリアにあるアローフィールドスタッドで、現地での種付料は昨シーズンと同じ55,000オーストラリアドルに設定されている。
パンサラッサ、ベンバトル、モーリスの3頭は、日本での種付シーズンが始まる今年12月には帰国予定。サトノアラジンだけは日本に帰国せず、そのままニュージーランドのリッチヒルスタッドに繋養され、今シンジケートを所有したまま種牡馬生活を続けるという。
サトノアラジンの事務局である(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「現地では既に多数の重賞勝ち馬を輩出し、サトノアラジンの種付料は45,000ニュージーランドドルと、オーギュストロダン(30,000ニュージーランドドル)を上回る高い評価を得ており、大きな注目を集めています。南半球生産界において本格的に種牡馬活動に専念することとなったサトノアラジンの今後のさらなる活躍にご期待ください」とコメントを発表した。