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門別競馬場で2025YJSトライアルラウンド門別が行われる

  • 2025年08月13日
  • 紹介セレモニー
    紹介セレモニー
  • 第1戦に勝ったイクスクローバー陣営
    第1戦に勝ったイクスクローバー陣営
  • 第2戦に勝ったスリーレジェンド陣営
    第2戦に勝ったスリーレジェンド陣営
  • 表彰台に上がる水沼元輝騎手と小林美駒騎手
    表彰台に上がる水沼元輝騎手と小林美駒騎手

 8月6日、ホッカイドウ競馬の令和7年度第9回門別競馬第2日目が行われた日高町富川駒丘にある門別競馬場において、2025ヤングジョッキーシリーズ(2025YJS)トライアル(TR)ラウンド門別が行われた。

 ヤングジョッキーズシリーズは、JRAと地方競馬の若手騎手が腕を競い合うイベント。2017年から開催されている。今年で9回目を迎える2025ヤングジョッキーズシリーズは、地方競馬からは24名、JRAからは27名の合計51名の騎手が騎乗予定。12月18日(木)に園田競馬場で、12月20日(土)にJRA中京競馬場で行われるファイナルラウンド出場に向けて、各地の地方競馬場を舞台にトライアルラウンドが実施される。

 2025ヤングジョッキーシリーズの開幕戦となったトライアルラウンド門別には、地方競馬から地元・ホッカイドウ競馬所属の阿岸潤一朗騎手、藤田凌駕騎手、宮内勇樹騎手、若杉朝飛騎手、浦和競馬所属の及川烈騎手、大井競馬所属の鷹見陸騎手と谷内貫太騎手の7名、JRAからは小林美駒騎手、佐藤翔馬騎手、谷原柚希騎手、土田真翔騎手、水沼元輝騎手の5名、と合計12名が出場。第4競走の本馬場入場後にウィナーズサークルで行われた出場騎手の紹介セレモニーでは、阿岸潤一朗騎手と小林美駒騎手がヤングジョッキーズシリーズへの意気込みを語った。

 トライアルラウンド門別は第6競走と第8競走の2競走で実施。第6競走のYJSTRラウンド門別第1戦はダート1,200mを舞台に12頭で行われ、第8競走のYJSTRラウンド門別第2戦はダート1,700mを舞台に12頭で行われた。

 第1戦はイクスクローバーに騎乗した水沼元輝騎手が1着に入り、2着がデュアルキャリアーに騎乗した谷内貫太騎手、3着がホワイトマジックに騎乗した佐藤翔馬騎手。水沼元輝騎手は「これからヤングジョッキーが始まるので自信のつくレースでした。積極的な競馬をしようと考えていました。逃げるつもりはなかったのですけど、スタートが良くて楽にハナにたてたので、そこが一番いい結果につながったのだとおもいます。けっこう気合が入りすぎちゃう馬だったので、声をかけながら落ち着いてレースを運べました。3~4コーナーでこのままだったら勝てるかなという手ごたえを感じました。ファイナルに行くのが第一目標なので、これを弾みにして頑張っていきたいです」と話した。

 第2戦はスリーレジェンドに騎乗した小林美駒騎手が1着となり、2着はリムショットに騎乗した宮内勇樹騎手、3着はアフロビートに騎乗した谷内貫太騎手。小林美駒騎手は「うれしい気持ちでいっぱいですし、いい馬を用意していただいて乗せていただくことができて、人気に応えることもできましたし、とりあえずホッとしています。装鞍所からすごく毛艶もよくて馬っぷりもよかったですし、もちろん、返し馬に行ってからも背中の柔らかさを感じましたし、おもうような結果が出てよかったです。騎乗していた落合騎手からのアドバイスを聞いたうえで乗ることができましたし、最後、馬もしっかり応えてくれていい脚を使ってくれました。これからみなさん成績を上げていくとおもいますので、ここで余裕を持つのではなく、次もしっかり上位を目指して、そして、本戦へ行けるようにもっと頑張っていきたいです」と話した。