ひだかうまキッズ探検隊がJRA日高育成牧場とBTC軽種馬育成調教センターを見学
7月30日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)が主催するひだかうまキッズ探検隊2025は、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場とBTC軽種馬育成調教センターを見学した。
ひだかうまキッズ探検隊2025は、日高管内の小学校3年生から6年生を対象にした「日高をもっと知りたい」、「うまと“ともだち”になりたい」、「いろんなうまに会いたい」をテーマにした取り組み。馬産地日高で馬と軽種馬産業を「見て・体験して・知る」を目的としており、本年はJRA日本中央競馬会による特別振興資金助成事業のひとつとして実施している。
ひだかうまキッズ探検隊は2017年から続けられており、今年で9年目。6月の木村秀則牧場とアロースタッド、ライディングヒルズ静内、7月のビッグレッドファームに続く今回は25人が参加した。
JRA日高育成牧場事務所に集まった一行は貸し切りバスでBTC調教場にあるダート800mオーバルコースにおいて、BTC軽種馬育成調教センターによる育成調教技術者養成研修第43期生の騎乗訓練の様子を見学。4月の入講からわずか3か月で研修乗馬を自由自在に操る姿に目を奪われた。
続いて一行はJRA日高育成牧場、BTC軽種馬育成調教センターの施設が一望できる見晴らし台へ移動。全長1,000mの直線馬場、1,000mの屋内坂路馬場、600mの屋内トラック馬場といった屋根付きの調教施設は世界でも珍しく、冬でも雨でも雪でも調教できるように30年ほど前につくられたという説明があった。
その後、ひだかうまキッズ探検隊2025は、今年生まれたばかりの当歳と母親の親子馬と対面。1,000mの屋内坂路施設で調教される育成馬の様子も見学した。
JRA日高育成牧場職員の装蹄師による造鉄実演を見学した後は、自らハンマーを握って蹄鉄打ちも経験。BTCあかしあ寮にあるホースシミュレーターにも騎乗したほか、馬車にも乗車して、馬に関する仕事や馬とのふれあいを楽しんだ。