JRA日本中央競馬会のセレクションセール購買馬が日高育成牧場に移動
7月30日、31日、JRA日本中央競馬会が北海道セレクションセールで購買した1歳馬が、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場に移動した。
JRAは7月21日、23日に新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に開催された北海道セレクションセールにおいて、牡8頭、牝11頭の合計19頭を、総額255,750,000円(税込)で購買。父馬別ではエフフォーリアが3頭、レイデオロ、マクフィ、ブリックスアンドモルタルが2頭、ルヴァンスレーヴ、モーリス、ロードカナロア、スワーヴリチャード、サートゥルナーリア、ドレフォン、チュウワウィザード、インディチャンプ、デクラレーションオブウォー、グレーターロンドンがそれぞれ1頭になる。このうち、JRA日高育成牧場では、牡6頭、牝9頭の合計15頭を管理することになった。
15頭は牡馬と牝馬と分けて入厩。JRA日高育成牧場の吉田年伸場長や佐藤文夫副場長、遠藤祥郎業務課長ら職員による歩様検査、ボディコンディションスコアチェック、採血、馬体重測定、マイクロチップ検査などを終えると用意された馬房へ移動した。入厩後はJRA日高育成牧場で生産されたJRAホームブレッドや7月14日に開催された日本競走馬協会主催のセレクトセール2025にて購買した2頭のJRA育成馬とともに放牧され、体力強化を図るという。
15頭の入厩に立ち会った吉田年伸場長は「購買のご縁をいただきました育成馬たちは今後、日高育成牧場で育成の研究、育成技術の開発に努めまして、その成果を広く生産、育成の現場のみなさまに公開していきたいとおもいます。また、近年は馬人材の確保、人材養成への支援がとくに重要と考えております。この育成馬たちの馴致や騎乗には、BTCの研修コースの生徒たちも参加させ、しっかりと学んでもらおうとおもいます。最終的には4月の展示会、そして、ブリーズアップセールで成長した姿をみなさまにご覧いただけますよう、職員一同頑張って取り組んでまいりますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつした。