エクワインレーシング ヴィレッジ・クリニックお披露目会が開催される
7月28日、株式会社エクワインレーシング(瀬瀬賢代表取締役)は、むかわ町汐見にあるエクワインレーシング ヴィレッジおよびエクワインレーシング クリニックのお披露目会を開催した。
エクワインレーシングは獣医師でもある瀬瀬賢代表が、むかわ町米原で2012年に創業。福岡県出身の瀬瀬賢代表は、2004年に酪農学園大学獣医学部卒業し獣医師免許を取得し、エクセルマネジメント、ノーザンファーム、栗東トレーニングセンター、園田競馬場、スリーチムニースファーム、Equine Medical Associationなどでの勤務や研修を経て独立したという。
現在、5人の獣医師を含めスタッフは30人。創業以来、低酸素トレッドミルトレーニングなど先進的な手法を導入し、競走馬育成とリハビリテーションの現場で実績を積み重ねてきた。これまでに2020年の東京盃(Jpn2)、2020年のカペラS(G3)、2020年、2024年の東京スプリント(Jpn3)などを制覇したジャスティン、2024年のVRCメルボルンC(G1)2着のワープスピード、2021年の関東オークス(Jpn2)2着のケラススヴィアなどを手掛けている。
エクワインレーシング ヴィレッジ、および、エクワインレーシング クリニックは、新たな育成・診療拠点。科学的アプローチに基づく調教と医療をさらに推進し、「馬も人も共に育つ場所」として開設した。
エクワインレーシング ヴィレッジ、および、エクワインレーシング クリニックの総面積は、約10ヘクタール。敷地内には50馬房の厩舎、低酸素トレーニング室、ロンギ場、診療所、事務所、角馬場、300mの周回コース、放牧地、ウォーキングマシン2基を完備する。事務所1階は大型スクリーン付きのコミュニティスペース、2階にはサウナ付きの宿泊可能なゲストルームが、入院馬房や覚醒室がある診療所2階には研修寮もある。角馬場はエクワインレーシング馬術部の活動やシェルターとしても利用している。施設は、人にも馬にもなるべくストレスがかからないよう、あらゆるところに配慮がなされている。
お披露目会にはゆかりのある馬主や調教師、牧場関係者などが来場。事務所では食事や飲み物が振る舞われた。