浦河町立図書館で内藤律子サラブレッド写真展が始まる
7月26日、浦河町大通にある浦河町立図書館において、「内藤律子サラブレッド写真展2025 2026カレンダー&サラブレッドに導かれて内藤律子写真集の紹介」が始まった。期間は8月31日まで。時間は火曜、木曜から日曜、祝日が10時から18時、水曜は10時から20時。休館は月曜、8月29日。入場は無料。
この写真展は浦河町立図書館が主催。2001年から毎年夏に開催されており、今年で25年連続になる。
内藤氏は埼玉県出身。平成9年から浦河町に在住する。東京写真専門学校卒業後、MYスタジオを経て今井壽恵氏に師事。日本写真家協会会員で、1976年にAPA入選、1980年にJPS奨励賞、1990年にJRA賞馬事文化賞を受賞している。
1979年にニコンサロン新宿にて個展「満ち足りた日々」を開催して以降、1989年にフランスのロンシャン競馬場にて個展開催、1983年に大阪セルシーにて「愛しきものよ」、1987年に銀座富士フォトサロンにて「愛しのサラブレッド」、1989年にフランスロンシャン競馬場で個展、2006年に東京競馬場・競馬博物館グループ展、2011年に内藤律子写真集「白の時間」出版記念写真展など国内外で数多くの個展を開催。著書には「愛しのサラブレッド」、「神威の星」、「サラブレッドの四季」、「サラブレッド浪漫」、「わたしはサブリナ」、「白の時間-名馬オグリキャップ引退後二十年の日々-」、「オグリキャップの子どもたち」などがある。
写真展では1階に2026年度版カレンダーに使用された表紙と1月から12月までの作品13点を展示。地下1階にはとねっこカレンダーで使用した表紙と1月から12月までの13点、サラブレッドに導かれて内藤律子写真集で使用した作品13点が展示されている。
内藤氏は写真集について、「サラブレッドを追いかけて50数年、早いものです。今回は2011年の『白の時間(オグリキャップ)』以来、久しぶりの写真集になります。サラブレッドに出会えなかったら、たぶん、写真家は続けてこれなかったと思います。そして、浦河にも移住してこなかったと思います。やはり、50年は長く、この写真集の写真を選ぶのは本当に時間がかかりました。初めはサラブレッドの力強さ、走る姿の美しさに惹かれました。また、日高地方の四季折々の自然の美しさにも感動いたしました。なんとか、この自然を背景にしたサラブレッドの姿を絵に出来ないものかと思い、50年、こんな素晴らしい被写体に出会えて幸せです。これからも、その素晴らしさ、追いかけていきたいと思います。これからも応援宜しくお願いいたします」と綴っている。