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JRA日高育成牧場でジョッキーベイビーズ北海道地区代表決定戦が行われる

  • 2025年07月29日
  • 北海道地区代表決定戦IN日高育成牧場
    北海道地区代表決定戦IN日高育成牧場
  • 決勝レースは雨中のなか行われた
    決勝レースは雨中のなか行われた
  • 最後は後続を突き放して優勝した八嶋駿吏さん
    最後は後続を突き放して優勝した八嶋駿吏さん

 7月27日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、全国ポニー競馬選手権「第15回ジョッキーベイビーズ」北海道地区代表決定戦が行われた。

 北海道地区代表決定戦は、7月26日、27日に開かれた「うらかわ馬フェスタ2025」の2日目に開催。当日は雨が断続的に降るあいにくの天候、あいにくの馬場コンディションのなか、北海道在住の小学校4年生から中学1年生の6人が参加した。

 6人は抽選により3人ずつに分かれて予選レースに出走。予選レースはダート直線200mで行われ、それぞれの予選レースの上位2人が決勝レースに駒を進めた。

 予選レースの1つめは、浦河ポニー少年団に所属で牡4歳のロンに騎乗した小学5年生の笠松渚さんが優勝。2着には浦河ポニー少年団に所属で騙7歳のルフィに騎乗した小学5年生の山道琉生さんが入線した。

 予選レース2つめは、ヤシ・レーシングランチに所属で牝9歳のメイに騎乗した中学1年生の八嶋駿吏さんが優勝。2着には浦河ポニー少年団に所属で騙3歳のマロンに騎乗した中学1年生の三嶋優斗さんが入線した。

 地区代表決定戦はダート直線200mで行われ、八嶋駿吏さんが優勝。2着は笠松渚さん、3着は三嶋優斗さんになった。

 八嶋駿吏さんは乗馬歴1年、2回目の参加で初優勝。表彰式で吉田年伸JRA日高育成牧場場長から賞状と「第15回全国ポニー競馬選手権ジョッキーベイビーズ」の招待状のパネルが、ミスシンザンから記念品が贈られた。

 全国大会への切符を手にした八嶋駿吏さんは「最高の気分です。いままでサポートしてくれてありがとうございます。全国大会ではスタートからどんどん出していって優勝できるよう頑張りたいです。騎乗したメイは高齢なのでこれがラストランでした。けっこう気性が荒くていろいろ勉強させてもらいました。ありがとうと伝えたいです。将来は騎手になりたいです」と話した。

 レースを見守った吉田年伸場長は「横一線でとても良いレースでした。予選も決勝も、それにふさわしいレースだったとおもいます。人も馬も事故なく安全に終わることができてホッとしました。それがなによりですね。(全国大会に向けて)馬産地の北海道代表ですから、技術的にはまったく問題ありません。全国大会はくじ運にもよりますが、優勝は確実ではないでしょうか」と期待した。

 「全国ポニー競馬選手権ジョッキーベイビーズ」は全国各地で乗馬に励んでいる子どもたちにとっての夢の舞台。全国各地で行われる地区代表決定戦・選考会を経て地区代表となったちびっ子ジョッキーたちが、東京競馬場の芝コースを舞台に日本一を目指して白熱したレースを繰り広げるもので、2009年から行われている。
 本年の第15回ジョッキーベイビーズ決勝大会は10月12日(日曜日)、第4回東京競馬第4日最終レース後に東京競馬場の芝直線400mの舞台にて開催。全国7か所の地区代表決定戦・選考会で選出された8人(関東地区は2人、その他地区は1人)のちびっこジョッキーが出場する。