馬産地ニュース

JRA日高育成牧場でうらかわ馬フェスタが行われる

  • 2025年07月29日
  • 主催者を代表してあいさつする中島雅春実行委員長
    主催者を代表してあいさつする中島雅春実行委員長
  • ミスシンザン表彰
    ミスシンザン表彰
  • 蹄鉄打ち実演
    蹄鉄打ち実演
  • ばんえい競馬PRブース
    ばんえい競馬PRブース

 7月26日、27日、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場施設内特設会場において、うらかわ馬フェスタ2025第40回シンザンフェスティバルが行われた。

 うらかわ馬フェスタ2025は、JRA日高育成牧場とシンザンフェスティバル実行委員会の主催。浦河町、日高報知新聞社、公益財団法人軽種馬育成調教センターなどが協賛、一般社団法人浦河観光協会、ひだか東農業協同組合、日高軽種馬農業協同組合、浦河町軽種馬生産振興会、荻伏軽種馬生産振興会が後援、北海道日高振興局、浦河警察署、浦河町軽種馬生産振興会青年部、荻伏軽種馬生産振興会青年部などが協力している。

 第40回シンザンフェスティバルは伏木田修実行委員の開会宣言で開幕。続いて主催者を代表して中島雅春実行委員長が「今年で40年目を迎えるシンザンフェスティバルへお越しいただき、まことにありがとうございます。40回のうち、4回ほどはコロナや口蹄疫により中止になりましたが、なんとか40回目を迎えることができました。
 これもJRA日高育成牧場のみなさま、BTC軽種馬育成調教センターのみなさま、浦河町役場職員のみなさまをはじめ、各関係団体のみなさまのご支援、ご協力があり、たくさんの方々のご協賛をいただき、そしてなにより、こうして会場に足を運んでいただいたみなさまのおかげと感謝申し上げます。
 このシンザンフェスティバルは、谷川牧場にシンザンの銅像が完成したことにより、『銅像の前でジンギスカンでもやって楽しもう』といったことが始まりと聞いております。当時、谷川牧場の佐原さんという従業員が企画を立て、わたしも4Hクラブとして企画会議に参加しました。
 第1回は旧西舎小学校跡にできたピスカリ館で行い、ピンキーとキラーズの今陽子さんとパンチョさんが来て会場を盛り上げてくれたのを思い出します。その後、会場は、いまのアエル農園になり、アエルの多目的広場になり、そしていまはJRA日高育成牧場のこの場所に移ってから20年目になります。
 40回を迎えるにあたり、区切りのよいところでやめるという選択肢もありましたが、来年も新たな体制で続けることになりましたので、いままでと変わらぬご支援、ご協力、ご協賛をお願いいたします。本日はまことにありがとうございます」とあいさつした。

 このあとミスシンザンの表彰が行われ、今年のミスシンザンに選ばれた浅田みどりさんと山田海優さんを表彰。昨年のミスシンザンの岡田有未さんと髙橋初奈さんから、引継ぎの花束を受け取ったほか、商品や副賞が贈られた。2人は1年間、浦河町のPR活動を行うほか、来年1月のシンザン記念(G3)のプレゼンターを務める。

 メインイベントの馬上結婚式では、千葉県在住の高澤裕貴さん・沙季さん夫妻と、大阪府在住の三宅数馬さん・穂佳さん夫妻が儀礼馬車に乗って入場。中島雅春実行委員長から結婚証明書が読み上げられ、新郎新婦は指輪を交換しウエディングトーチに愛の炎をともして永遠の愛を誓った。高澤夫妻は裕貴さんが浦河町の出身で父が牧場勤務、三宅夫妻は穂佳さんが浦河町の育成牧場にて勤務経験があるという。

 G1優勝馬生産牧場表彰は、昨年のスプリンターズS(G1)に優勝したルガル、今年の川崎記念(Jpn1)に優勝したメイショウハリオ、今年の宝塚記念(G1)に優勝したメイショウタバルを生産した三嶋牧場、昨年のJBCLクラシック(Jpn1)に優勝したアンモシエラを生産した桑田牧場、昨年の中山大障害(JG1)に優勝したニシノデイジーを生産した谷川牧場を表彰。優勝馬のレース映像が大型ビジョンで放映され、ゴールの瞬間が流れると、会場から祝福の大きな拍手が贈られた。

 7月27日は、ふれあいポニー、無料スワロー馬車、引馬乗馬、大道芸ショー、JRAホースショー、無料ポニー馬車、ばんえい競馬PRブース、蹄鉄コースターづくり、蹄鉄打ち実演、BTCバスツアー、木馬体験などを実施。2日間ともあいにくの天候となったが、多くの家族連れや競馬ファン、近隣の牧場スタッフなどが馬にこだわったイベントを楽しんだ。