JRA北海道シリーズの札幌開催が開幕する
7月26日、札幌市中央区にある札幌競馬場において、JRA北海道シリーズの札幌開催が開幕した。
開幕初日の札幌競馬場は、曇りのち雨というあいにくの天候になったにもかかわらず、一般入場が無料になるフリーパスの日ということもあり、1年ぶりの札幌開催を首を長くして待っていた競馬ファンや家族連れが朝早くから足を運び、8時40分の開門前から長蛇の列ができた。開幕初日の入場人員は14,963人と前年の13,547人を上回った。
ファンファーレのあとに満員のスタンドから大きな拍手がわき起こったオープニングレースの2歳未勝利戦は、ダービージョッキーの北村友一騎手が騎乗した3番人気のショウナンカリスが快勝。デビュー3戦目で待望の初勝利を飾った。
ダート1,700mの舞台で行われた第5競走の2歳新馬戦メイクデビュー札幌は、丹内祐次騎手が騎乗した8番人気のテイエムキハクが1分46秒4のタイムで優勝。札幌新馬勝ち第一号になった。
テイエムキハクは父がルヴァンスレーヴ、母がタイニーダンサー、母の父がサウスヴィグラスという血統の黒鹿毛の牡馬。竹園正繼氏が所有、美浦の伊藤圭三厩舎が管理、新ひだか町静内古川町にあるグランド牧場の生産馬で、2024年の北海道セレクションセールにおいて、79,200,000円(税込)で取引された市場取引馬になる。グランド牧場にとっては、昨年のナチュラルライズの新馬勝ちに続く、2年連続で札幌競馬最初の2歳新馬戦の勝利になった。
この日の札幌競馬場では先着12,000名にフリーパスの日入浴剤プレゼント、東スポ競馬・予想会、キミとアイドルプリキュア♪ショー、紅ずわいがに棒ポーション、白老牛肩ロースすき焼き肉、ファイターズ×ホクレン北海道スポーツ応援米、鞄いたがきスマートキーケースなどが当たる第1回札幌競馬大抽選会、ジョッキー撮影会、お花のワークショップ、北海道グルメキッチンカー、馬とのふれあいイベント、ウマガチャ、Welcomeチャンス!、ビギナーズセミナー&カウンターなどのイベントを実施。各ブースとも大勢のギャラリーでにぎわった。
本年のJRA北海道シリーズ札幌開催は、9月7日までの7週間、2開催14日間で開催。重賞競走は8月3日にクイーンS(G3)、8月9日にエルムS(G3)、8月17日に札幌記念(G2)、8月24日にキーンランドC(G3)、9月6日に札幌2歳S(G3)が行われる。暑熱対策として新潟競馬と中京競馬の競走時間帯の拡大が実施される、7月26日から8月17日までの期間、札幌競馬場では馬券の現金発売を札幌12レース発売締切時刻で終了し、以降はUMACA発売のみとなる。