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ダノンスマッシュ産駒がJRA初勝利

  • 2025年07月28日
  • 種牡馬としてJRA初勝利のダノンスマッシュ
    種牡馬としてJRA初勝利のダノンスマッシュ
  • 初年度産駒の血統登録数は106頭
    初年度産駒の血統登録数は106頭
  • ロードカナロアの後継種牡馬として期待は大きい
    ロードカナロアの後継種牡馬として期待は大きい

 7月19日、第2回小倉競馬第7日第5競走において、芝1,200mの2歳新馬戦メイクデビュー小倉が行われ、松山弘平騎手が騎乗した2番人気のナムラドロンが1分11秒のタイムで優勝し、2歳新種牡馬のダノンスマッシュはJRA初勝利を記録した。

 2025年に初年度産駒がデビューする2歳新種牡馬のJRA初勝利は、フィレンツェファイア、ポエティックフレア、インディチャンプ、ダノンプレミアム、コントレイルに次いで6頭目。ダノンスマッシュにとっては、デビュー7頭目、延べ10戦目でうれしい初勝利になった。

 種牡馬として記念すべきJRA1勝を刻んだダノンスマッシュは、父がロードカナロア、母がスピニングワイルドキャット、母の父がハードスパンという血統の10歳の鹿毛。父のロードカナロアと同じ新ひだか町三石川上にあるケイアイファームの生産で、祖母ハリウッドワイルドキャットは1994年のゲイムリーH(G1)、1993年のBCディスタフ(G1)、1993年のハリウッドオークス(G1)、1993年のデルマーオークス(G2)、1992年のソロリティS(G3)、などに優勝した名牝、おじのウォーチャントは2000年のBCマイル(G1)、2000年のサンラファエルS(G2)、2000年のオークトリーBCマイル(G2)などを制覇した活躍馬になる。

 ダノンスマッシュの競走成績は26戦11勝2着3回3着1回。父のロードカナロアと同じように芝のスプリント重賞戦線で活躍し、2021年の高松宮記念(G1)、2020年の香港スプリント(G1)、2020年のセントウルS(G2)、2020年の京王杯スプリングC(G2)、2020年のオーシャンS(G3)、2019年のキーンランドC(G3)、2019年のシルクロードS(G3)、2018年の京阪杯(G3)などを制覇した。

 2022年に日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬として供用を開始。初年度産駒の2歳世代は106頭の血統登録がある。

 事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「早い時期に勝ってくれてひと安心しました。父と同じように芝の短いところで真価を発揮。これからの活躍が益々楽しみになります。応援のほど、よろしくお願いいたします」と話した。