アロースタッドにジャスティンがスタッドイン
7月15日午後2時30分ころ、新ひだか町静内田原にあるアロースタッドに、2026年から種牡馬として新たに供用を開始するジャスティンがスタッドインした。
ジャスティンは牡9歳の栗毛。父はオルフェーヴル、母はシナスタジア、母の父はゴーンウェストという血統で、日高町清畠にある天羽禮治氏の生産になる。
ジャスティンは小田吉男氏が所有、栗東の矢作芳人厩舎が管理し、2018年10月の東京競馬場でデビュー。2戦目の芝1,600mの2歳未勝利戦で初勝利をあげた。3歳秋にダート戦に転じ、2020年の東京スプリント(Jpn3)でサブノジュニア、ブルドッグボス、コパノキッキング、ノボバカラ、ヤマニンアンプリメといったダートのトップホースを相手にダートグレード競走初制覇。2020年の東京盃(Jpn2)でもブルドッグボス、コパノキッキング、ラプタス、サブノジュニア、ヤマニンアンプリメ、マテラスカイなどのダートトップスプリンターたちを一蹴し、ダートグレード競走2勝目を手にした。
さらに暮れのカペラS(G3)でレッドルゼル、ダンシングプリンス、シュウジ、サブノジュニア、ヒロシゲゴールド、サイタスリーレッドらを下してJRA重賞初勝利。2021年、2023年にはサウジアラビアやドバイへも遠征して、世界の強豪と互角の戦いを演じた。
2023年秋に南関東・大井の坂井英光厩舎へ移籍。大井移籍後は2024年に自身2回目の東京スプリント(Jpn3)に優勝した。2024年11月の船橋記念がラストラン。芝とダートの短距離戦で活躍し、41戦11勝2着3回3着3回の成績を残した。
事務局の(株)ジェイエスは「芝でもダートでも勝ち鞍があるのはストロングポイントになるとおもいます。中央、地方、海外と場所を問わず活躍しました。この馬が持つスピードを産駒に伝えてほしいです。マルチな活躍をするオルフェーヴルの後継種牡馬として期待しています。よろしくお願いいたします」と話した。
2026年の種付料は受胎条件500,000円(税込)となっている。