北海道セレクションセール2日目が行われる
7月23日、新ひだか町静内神森にある北海道市場において、HBA日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道セレクションセール2日目が行われた。
この日は249頭が上場され200頭が売却された。売却総額は3,260,400,000円(税込、以下同)、売却率は80.32%、平均価格は16,302,000円、中間価格は14,300,000円だった。
2日目の最高価格は新冠町朝日にある(有)長浜牧場から上場された上場番号209番のバルレッタ2024。伊藤功一氏に46,2000,000円で落札された。本馬は父がドレフォン、母の父がエピファネイアという黒鹿毛の牡馬になる。
2番目は上場番号144番のブラーノ2024。42,900,000円で井山登氏が落札した。本馬は父がエフフォーリア、母の父がキングカメハメハという鹿毛の牡馬。日高町豊田にある(有)浜本牧場の生産馬になる。
牝馬の最高価格は上場番号241番のネバーギブアップ2024で36,300,000円。嶋田賢氏が落札した。本馬は父がサートゥルナーリア、母の父がウォーフロントという血統の黒鹿毛で、新ひだか町静内神森にある(有)服部牧場の生産になる。
古川雅且市場長は「昨年のセレクションセールは2日目と3日目で差が出たので、今年はこういう形で開催しました。前日展示のあとお帰りになってオンラインで参加された方もいらっしゃいました。売却率が80%という最低ラインを超えることができてホッとしています」と2日目について総括した。
7月21日のプレミアムセッションを加えた本年の北海道セレクションセールのトータル成績は、上場頭数363頭、売却頭数308頭、売却総額6,314,000,000円、売却率84.85%、平均価格20,500,000円、中間価格17,600,000円。昨年に比べ開催日数が短かったため、上場頭数、売却頭数は減少したが、平均価格、中間価格とも微増になった。
購買登録者数は昨年より71人増の1105人(オンラインビッド参加の59人を含む)。オンラインビッド応札数は260、オンラインビッド応札上場馬数は93頭、オンラインビッド落札数は29頭、オンラインビッドファーストビッド落札数は6頭、オンラインビッド落札額は433,950,000円に上った。
セレクションセールの2日間を振り返って、古川雅且市場長は「売却率、平均価格が昨年とあまり変わらなかったことは良かった。今回のセレクションセールの結果を見て、来年の日程をどうするか市場委員会で揉んでいきたい。購買者の方に快適にせりに参加していただきたいということが一番なので、ご意見などを踏まえて考えていきたい」と話した。