馬産地ニュース

北海道セレクションセールプレミアムセッションが開催される

  • 2025年07月23日
  • 96,800,000円で落札されたセカンダリーマーケット2024
    96,800,000円で落札されたセカンダリーマーケット2024
  • 77,000,000円で落札されたメジェールスー2024
    77,000,000円で落札されたメジェールスー2024
  • あいさつする古川雅且市場長
    あいさつする古川雅且市場長
  • 比較展示から多くの購買関係者が足を運んだ
    比較展示から多くの購買関係者が足を運んだ

 7月21日、HBA日高軽種馬農業協同組合(古川雅且代表理事組合長)主催の北海道セレクションセールプレミアムセッションが、新ひだか町静内神森にある北海道市場で開催された。

 プレミアムセッションは前日の7月20日に事前下見日を実施。7月21日は9時から4班に分かれての比較展示が、12時からせりが行われた。

 開催に先立ち、北海道市場古川雅且市場長は「本日は多数のご来場、多数の購買登録をいただきまして、まことにありがとうございます。今回のセレクションセールは、昨年と日程が異なりまして、今日のプレミアムセッション、そして中一日おいて、セレクションセールという形になっております。
 明日は全頭展示の前日展示を行い、せりの前に全頭ご覧いただいて、ご検討いただく形に今年は日程を組みました。戸惑うところはあるとおもいますけれども、昨年に増して高素質馬が多数上場されておりますので、ぜひ活発なお声がけ、ご購買をお願いいたします」とあいさつした。

 せりは114頭(牡86頭、牝28頭)が上場され108頭(牡81頭、牝27頭)が落札。売却率は94.7%、売却総額は3,053,600,000円(税込、以下同)、平均価格は28,274,074円となった。

 最高価格は上場番号45番の「セカンダリーマーケット2024」。96,800,000円で(株)ワイズマンが購入した。本馬は父がキタサンブラックという血統の鹿毛の牡馬。販売申込者・所有者は浦河町向が丘西にある(有)酒井牧場になる。

 2番目は上場番号77番の「メジェールスー2024」。77,000,000円で山口雄司氏が購入した。本馬は父がキタサンブラックという黒鹿毛の牡馬。販売申込者・所有者は新ひだか町静内御園にある(有)藤原牧場になる。

 一方、牝馬の最高価格は上場番号63番の「キストゥリメンバー2024」。56,100,000円で密山根成氏が落札した。本馬は父がキタサンブラックという鹿毛。販売申込者・所有者は新ひだか町静内真歌にある(有)矢野牧場になる。

 プレミアムセッションを終えて古川雅且市場長は「昨年並みの成績を残せたのでホッとしています。昨年より上場頭数が20頭ほど少ないなかで、売却総額も、平均価格もだいたい同じ結果でした。売却率を見るとプレミアムという面では成功と言えるのでは。ふだん、せりにいらっしゃらない馬主の方々にもせりに参加されて購買されていたので、セレクトセールからよい流れがあったあと一日ありますので、今年は新しい形で日程を組みましたけど、どういう結果が出るか、それは楽しみにしたい。」とコメントした。