北海道セレクションセールプレミアムセッションの事前下見が行われる
7月20日、北海道新ひだか町の北海道市場で21日に開催される「北海道市場セレクションセール」のプレミアムセッションの事前下見が行われた。
セレクションセールとは、北海道市場が行うサラブレッド1歳の選抜市場。上場馬は、市場開設者が定める選考委員会が行う実馬検査含む選考基準に基づき決定され、主取となった場合には、販売申込者に対して1%の主取手数料が徴収される。
過去の取引馬にはNHKマイルC(G1)に勝ったロジックや、最優秀2歳牡馬セイウンワンダー、最優秀ダートホースのホッコータルマエなどがおり、ほか高松宮記念(G1)をレコード勝ちしたビッグアーサーや、大阪杯(G1)を逃げ切ったジャックドール、最優秀障害馬に輝いたメルシーエイタイム、メイショウダッサイなどがおり、その取引馬は2006年から25年まで20年連続でJRA重賞競走に優勝している。
2025年は800頭近い上場申し込みがあり、上記基準をクリアした372頭(牡261頭、牝111頭)がラインナップ。〝プレミアムセッション〟はそれら選ばれた馬の中からさらに厳選し、集約した114頭(牡86頭、牝28頭)が上場される。
昨年のプレミアムセッションは134頭が上場され、うち127頭(牡99頭、牝28頭)が落札。94.8%の売却率で3,592,600,000円(税込、以下同)を売上げている。最高価格はスターズアラインド2023(牡、父キズナ)の110,000,000円だった。
今年のプレミアムセッションには2018年皐月賞馬エポカドーロの半弟(牡、父マカヒキ)や、2015年NHKマイルC(G1)優勝クラリティスカイの半妹(牝、父タワーオブロンドン)、2012年エリザベス女王杯(G1)優勝レインボーダリアの産駒(牝、父キズナ)などのほか、2024年新潟2歳S(G3)優勝トータルクラリティの半弟(牡、父ドレフォン)、2020年日経新春杯(G2)優勝モズベッロの半弟(牡、父サートゥルナーリア)、2017年フラワーC(G3)優勝ファンディーナの半弟(父ヴァンゴッホ)とその第4仔(牝、父レイデオロ)、2022年エルムS(G3)優勝フルデプスリーダーの全妹(牝、父ヘニーヒューズ)、2018年アンタレスS(G3)など重賞2勝グレイトパールの半弟(牡、父ブリックスアンドモルタル)、2021年ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3)優勝ジャスティンロックの半弟(牡、父リオンディーズ)、2015年チューリップ賞(G3)など重賞2勝ココロノアイ産駒(牝、父サートゥルナーリア)、2024年デイリー杯2歳S(G2)優勝ランフォーヴァウの半弟(牡、父ダノンスマッシュ)、2024年ファンタジーS(G3)優勝ダンツエランの半弟(牡、父サートゥルナーリア)、
また2015年、16年JBCLクラシック(Jpn1)連覇ホワイトフーガー産駒(牡、父ホッコータルマエ)や、2017年関東オークス(Jpn2)優勝馬クイーンマンボ産駒(牡、父モーリス)、同2018年優勝馬ハービンマオ産駒(牡、父オルフェーヴル)、南関東から米国2023年サンタアニタダービー(G1)に挑み2着と健闘したマンダリンヒーローの半弟(牡、父シニスターミニスター)などもラインナップを華やかなものとしている。
セレクションセールプレミアムセッションは7月21日午前9時から比較展示が行われ、せり開始予定時刻は12時となっている。