ノーザンホースパークにおいてゴールデンシックスティの一般見学が開始
苫小牧市美沢にあるノーザンホースパークにおいて、ゴールデンシックスティの一般公開が始まった。
ゴールデンシックスティは、父がメダグリアドーロ、母がガウデアムス、母の父がディストーテッドヒューマーという血統。2015年にオーストラリアで生まれた10歳の青鹿毛のセン馬になる。
現役時代は香港で競走生活を送り、通算成績は31戦26勝2着2回3着1回。2019年にデビューし、2020年にはHONG KONG CLASSIC MILE、HONG KONG CLASSIC CUP、HONG KONG DERBYを制覇し、2017年のラッパードラゴン以来、史上2頭目となる香港4歳三冠を成し遂げた。
その後は2020年、2021年、2023年の香港マイル(G1)、2021年、2023年のスチュアーズC(G1)、2021年、2023年の香港GC(G1)、2021年、2022年、2023年のチャンピオンズマイル(G1)、2020年、2021年、2022年の香港ジョッキークラブマイル(G2)、2022年のチェアマンズトロフィ(G2)、2020年のシャティントロフィ(G2)、2020年のセレブレイションC(G3)、2020年のチャイニーズクラブチャレンジC(G3)など連戦連勝の快進撃を披露。香港を代表するトップホースとして一時代を築き、史上初めて3シーズン連続で香港年度代表馬、最優秀マイラーに選ばれた。
昨年の香港チャンピオンズマイル(G1)4着を最後に現役生活を引退。当時、世界歴代最高額となる獲得賞金1億6,717万600香港ドル(約30億1,800万円)を獲得した。
本年2月にノーザンホースパークに到着したゴールデンシックスティは、5月10日から一般公開。現在はディープインパクトの母として知られるウインドインハーヘアと同じ厩舎1に在厩し、午前中はクォーターホースのジョンを相棒にしてパドック1に放牧されている。
一般公開後は多くの競馬ファンが訪れ、香港の歴史的名馬を見学。なかには香港から来日した観光客がゴールデンシックスティとの再会を喜ぶ姿もあったという。