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ノーザンホースパークでブラストワンピース展

  • 2025年06月30日
  • 6月13日から始まったブラストワンピース展
    6月13日から始まったブラストワンピース展
  • セカンドキャリアの栄光の品も展示
    セカンドキャリアの栄光の品も展示
  • 乗用馬として馬場馬術で活躍するブラストワンピース
    乗用馬として馬場馬術で活躍するブラストワンピース

 6月13日、苫小牧市美沢にある馬と自然のテーマパークとして有名なノーザンホースパークのホースギャラリーイベント展示コーナーにおいて、特別展のブラストワンピース展が始まった。特別展は8月31日まで。

 ブラストワンピースは、父がハービンジャー、母がツルマルワンピース、母の父がキングカメハメハという血統。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、現役時代は(有)シルクレーシングが所有、美浦の大竹正博厩舎が管理した。

 2017年11月に東京の2歳新馬戦でデビュー勝ち。2018年の毎日杯(G3)をデビュー3連勝で制して重賞初制覇を果たした。続く日本ダービー(G1)は2番人気に支持されるもワグネリアンの5着に敗退。古馬と初対戦となった新潟記念(G3)で2つ目の重賞タイトルを手にした。暮れの有馬記念(G1)でレイデオロ、シュヴァルグラン、ミッキーロケット、キセキ、サトノダイヤモンド、モズカッチャン、マカヒキといったG1ホースを退けてG1初制覇。JRA賞最優秀3歳牡馬に選出された。

 2019年は札幌記念(G2)に、2020年はAJCC(G2)に勝利。2022年1月20日付でJRAの競走馬登録を抹消するまでに、18戦7勝3着1回の成績を残した。

 現役引退後はノーザンホースパークにおいて乗用馬に転身。リトレーニングにより馬場馬術の才能が開花し、数々の競技大会で入賞。2年連続でRRC FINALに進出するなど優秀な成績を収めている。

 特別展ではブラストワンピースが競走馬時代に勝ち取った、第65回毎日杯(G3)の優勝レイとトロフィ、第54回新潟記念(G3)の優勝レイ、第63回有馬記念(G1)の優勝レイとゼッケン、第55回札幌記念(G2)の優勝トロフィ、第61回AJCC(G2)の優勝トロフィを展示。

 また、第70回北海道体育大会兼第78回国民スポーツ大会北海道ブロック大会の優勝リボン、第46回全国乗馬倶楽部振興協会北海道地区乗馬大会RRC馬場馬術競技(引退競走馬杯)の優勝リボン、RRC FINAL2024出場時の装着蹄鉄といったセカンドキャリアでの輝かしい勲章も飾られている。