馬産地ニュース

ひだかうまキッズ探検隊2025がパンサラッサにエールを送る

  • 2025年06月23日
  • パンサラッサに「パンサラッサの歌」を届けた
    パンサラッサに「パンサラッサの歌」を届けた
  • パンサラッサとの記念撮影
    パンサラッサとの記念撮影
  • 木村秀則牧場ではえさづくりを体験
    木村秀則牧場ではえさづくりを体験

 6月21日、新ひだか町静内御幸町にある一般社団法人umanowa(糸井いくみ代表)は、ひだかうまキッズ探検隊2025のプレイベントを開催し、パンサラッサにエールを送った。

 「ひだかうまキッズ探検隊2025」は、日高管内の小学校3年生から6年生が対象。「日高をもっと知りたい」、「うまと“ともだち”になりたい」、「いろんなうまに会いたい」をテーマに、馬産地日高で馬と軽種馬産業を「見て・体験して・知る」を目的とした取り組みで2017年から続けられており、今年で9年目を迎える。本年度はJRA日本中央競馬会の特別振興資金助成事業のひとつとして行われる。

 今回は全11回行われる取り組みのプレイベントとして実施。「パンサラッサにエールを送ろう」と題し、当日は22人のキッズほのか、スペシャルゲストとして、パンサラッサの引退式で「パンサラッサの歌」を披露した競馬ソングライターのブルーノ・ユウキ氏と現役時代のパンサラッサを担当した矢作芳人厩舎の元厩務員として知られる池田康宏氏が参加した。

 新ひだか町静内御幸町にある「新ひだか町地域交流センターピュアプラザ」に集まった「ひだかうまキッズ探検隊2025」一行は、貸し切りバスにてパンサラッサを生産した新ひだか町静内駒場にある木村秀則牧場を訪問。3つのグループに分かれて、寝藁を馬房に敷く厩舎作業、飼い葉おけを洗ってえさを入れるえさづくり、放牧されている1歳馬をキャンバスに描くスケッチなどを楽しんだほか、木村秀則社長や池田康宏氏から小さいときのパンサラッサの様子や現役時代のパンサラッサについてのエピソードが明かされた。

 「ひだかうまキッズ探検隊2025」一行は、パンサラッサが種牡馬生活を送っている新ひだか町静内田原にあるアロースタッドも訪問。事務局である(株)ジェイエスの八木氏からパンサラッサの現在の様子について説明を受けた。

 種牡馬となり2年目を迎えたパンサラッサは、堂々とした立ち居振る舞いで子供たちの前に登場。子どもたちはブルーノ・ユウキ氏とともに「パンサラッサの歌」を合唱して、種牡馬として期待が大きいパンサラッサへエールを送った。

 パンサラッサは今年もオーストラリアにてシャトル供用される予定。7月14日に白老町社台にある公益社団法人日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設に移動し輸出検疫に入り、順調なら7月29日に新千歳空港からオーストラリアへ向けて出国するという。