ポエティックフレア産駒がJRA初勝利
6月15日、第3回東京競馬第4日第5競走において芝1,600mの2歳新馬戦が行われ、1番人気のリアライズシリウスが2着以下に7馬身差で快勝し、父のポエティックフレアは今年の2歳新種牡馬としてJRA初勝利をマークした。
2歳新種牡馬の産駒のJRA初勝利は、この競走より10分ほど前に行われた2歳新馬戦で勝利したルージュサウダージの父であるフィレンツェファイアに次いで2頭目。ポエティックフレアは産駒の4頭目の出走でうれしいJRA初勝利となった。
父にJRA初勝利をプレゼントしたリアライズシリウスは、今福洋介氏が所有、美浦の手塚貴久厩舎が管理、千歳市にある社台ファームが生産の芦毛の牡馬。2024年の日本競走馬協会主催するセレクトセール1歳セッションにおいて、44,000,000円(税込)で売却された市場取引馬になる。
種牡馬としてJRA初勝利を記したポエティックフレアは、父がドーンアプローチ、母がマリアリー、母の父がロックオブジブラルタルという血統。2018年生まれの7歳で鹿毛のアイルランド産馬になる。
現役時代のポエティックフレアは、アイルランド、イギリス、フランスで出走し、競走成績は11戦5勝2着3回3着1回。2021年の英2000ギニー(G1)、2021年のセントジェイムズパレスS(G1)、2020年のキラヴランS(G3)を制覇したほか、2021年の愛2000ギニー(G1)、ジャックルマロワ賞(G1)、サセックスS(G1)で2着、愛チャンピオンS(G1)で3着になるなど、ヨーロッパのマイル戦線で大活躍を見せた。
現役引退後の2022年から安平町早来源武にある社台スタリオンステーションで種牡馬として供用開始。初年度産駒の血統登録数は37頭になる。
産駒のJRA初勝利に社台スタリオンステーション事務局は「7馬身差というとても派手な勝ち方を見せてくれました。ポエティックフレアが強い馬だったというのを再認識しました。受胎率に問題はありますが、元気に過ごしていますし、今年も種付けはしています。今年のセレクトセールにも産駒が上場されるので、どのような評価を受けるのか楽しみです」と話した。