馬産地ニュース

富里市で「とみさと未来馬フェスタ」が行われる

  • 2025年05月07日
  • トークショーには多くの観客が集まった
    トークショーには多くの観客が集まった
  • 手入れ体験に行列も出来ていた
    手入れ体験に行列も出来ていた
  • ポニーと記念撮影を行う子供の姿も
    ポニーと記念撮影を行う子供の姿も
  • 会場内では騎手たちが写真撮影やサインに気軽に応じていた
    会場内では騎手たちが写真撮影やサインに気軽に応じていた
  • 鈴木伸尋調教師は、子供たちに向けて紙芝居を行った
    鈴木伸尋調教師は、子供たちに向けて紙芝居を行った
  • 藤沢和雄元調教師は、ポニーの手入れ体験に参加していた
    藤沢和雄元調教師は、ポニーの手入れ体験に参加していた
  • このイベントに多大なる貢献を果たした我妻登鷹さん。そしてコジュウチョウサンと石神深一騎手
    このイベントに多大なる貢献を果たした我妻登鷹さん。そしてコジュウチョウサンと石神深一騎手

 5日、千葉県富里市の観光・交流拠点施設末廣農場と、隣接する「旧岩崎久彌末廣農場別邸公園」で「とみさと未来馬フェスタ」(富里市主催)が行われた。この日はゴールデンウィーク期間中での開催ということもあって、2,800人(主催者発表)もの参加者が会場に足を運んでいた。

 今年が最初の開催となる「とみさと 未来 馬フェスタ」は、「ウマのシゴトって、どんなシゴト?」をテーマに、子どもたちが「ふれる・まなぶ・あそぶ」を一度に体験できる数々のイベントと、JRAの騎手や調教師などを招いたトークショーなども行われた。

 体験イベントでは厩務員や装蹄師、獣医師といった“馬の仕事”を実際に体験できるブースが設置されていただけでなく、ポニーの乗馬体験や手入れ体験には、子供たちの行列ができる人気ぶりだった。

 三部構成で行われたトークショーの第一部は、富里市内の牧場で行われているポニーのイベントである、「富里スモールジャンプ」にも参加している、美浦所属の石神深一騎手、草野太郎騎手、そして、栗東から難波剛健騎手が登場した。

 3人は騎手になった経緯や、ジョッキーカメラを付けた際の感想だけでなく、将来騎手を目指す子供たちにアドバイスを送っていた。

 第二部のトークショーでは、美浦の田中博康調教師と、蛯名厩舎に所属する渡部貴文調教助手が登場。年齢は違えど、競馬学校の同期でもある2人は、その時のお互いの印象について、昔を振り返りながら答えていた。

 その後には調教師や、調教助手となるために行ったことや、それぞれの仕事内容を語っただけでなく、トークショーの後には会場に詰め掛けていた参加者からの質問にも答えていた。

 第三部のトークショーでは、東京スポーツに所属する栗栖歩乃花記者、土田厩舎の原木あかね調教助手、そして司会を務めていた、グリーンチャンネルキャスターの星野涼子さんも交えて、競馬産業で働く女性というテーマで、それぞれの職種についた経緯だけでなく、これから競馬産業での仕事を目指す女性に対してエールを送っていた。

 また、会場内では美浦の鈴木伸尋調教師が競馬や馬の仕事に関する紙芝居を行っただけでなく、藤沢和雄元調教師はポニーの手入れ体験に参加して、子供たちにアドバイスを送っていた。

 イベントの終盤にはMCの村本浩平さんが進行するジャンケン大会が行われた。この日のイベントに賛同した競馬関係者や、各企業団体から集められた数々の競馬グッズが、村本浩平さんとのジャンケンで勝ち残った参加者に贈呈されていた。