門別競馬場で渡邊準己騎手が騎手デビュー
4月16日、2025年のホッカイドウ競馬グランシャリオナイターが開幕した日高町富川駒丘にある門別競馬場において、本年からホッカイドウ競馬でデビューする渡邊準己騎手が初騎乗した。
渡邊準己騎手は1997年11月13日生まれの27歳。北海道札幌市出身で田中淳司厩舎の所属になる。勝負服は青、胴白十字襷、袖白格子。身長は163cm、体重は49.5kgという。血液型はA型。
渡邊準己騎手は幼少期からアイスホッケーをはじめ、高校、大学で活躍。大学卒業後、牧場勤務を経て田中淳司厩舎に厩務員として従事した。田中淳司厩舎に所属する1歳下の落合玄太騎手の活躍がきっかけで騎手を志したという。しかし、栃木県那須塩原市にある地方競馬の騎手を養成する地方競馬教養センターへは行かず、厩務員として働きながら騎手を目指し、ナイター競馬の合間や休みを返上して猛勉強に励み、令和6年度第2回調教師・騎手免許試験に合格。地方競馬教養センターの開設以降、地方競馬教養センターに行かずに騎手免許試験に合格したのは、渡邊準己騎手がホッカイドウ競馬でははじめてになる。
第7競走の本場馬入場後にAスタンドの表彰式会場において行われた紹介セレモニーには、田中淳司調教師とともに登場。北海道調騎会会長の角川秀樹調教師から「がんばってください」という激励の言葉と花束が贈られた。渡邊準己騎手は「もともと笠松競馬でデビュー予定だったのですけど、自分の体重管理ですとかいろいろたいへんなことがあって、こうして無事にホッカイドウ競馬で本日デビューすることができて、これからホッカイドウ競馬で頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします」と声を詰まらせながらあいさつすると、スタンドから「がんばれ!」と大きな拍手がわき起こった。
この日、渡邊準己騎手は第2競走のサラブレッド系3歳以上C4-4にゴールデンスキームで初騎乗。スタートから先団につけるも勝馬のナユタから1秒4差の4着に終わった。