日胆サドラーでサウジC(G1)トロフィーが展示される
4月16日、日高町富川西にある日胆サドラー(坂東正積代表取締役)は、フォーエバーヤングのサウジC(G1)優勝トロフィーの一般展示を開始した。
この展示はフォーエバーヤングを所有する藤田晋氏の厚意によるもの。藤田晋氏と日胆サドラーの坂東正積代表取締役が懇意にしていることから実現したという。
店内ではフォーエバーヤングのサウジC(G1)トロフィーとともにシンエンペラーのネオムターフC(G2)のトロフィーも展示。その感動がよみがえるよう、店内の大型テレビではサウジC(G1)のレース映像も放映されている。また、店内の壁にはフォーエバーヤングを管理する矢作芳人調教師の実筆サインも飾られている。
フォーエバーヤングは父がリアルスティール、母がフォエヴァーダーリング、母の父がコングラッツという2021年生まれの鹿毛の牡馬。母は2016年のサンタイネスS(G2)の優勝馬で半妹には2024年のアルテミスS(G3)などを制覇したブラウンラチェットがいる。安平町早来源武にあるノーザンファームで生産され、2022年のセレクトセール1歳セッションにおいて107,800,000円(税込)で売却された市場取引馬として知られる。
フォーエバーヤングは2023年10月のメイクデビュー京都で新馬勝ち。門別競馬場で行われた2023年のJBC2歳優駿(Jpn3)で重賞初制覇を飾り、暮れの全日本2歳優駿(Jpn1)でデビューから無傷の3連勝を記録した。
昨年はサウジダービー(G3)、UAEダービー(G2)を連勝。ケンタッキーダービー(G1)で3着後にジャパンダートクラシック(Jpn1)を制覇した。BCクラシック(G1)は3着。東京大賞典(G1)で凱旋勝利を果たした。
今年のサウジC(G1)は先に抜け出した香港の英雄ロマンチックウォリアーをゴール寸前にとらえて優勝。日本産馬としては2023年のパンサラッサ以来2頭目の快挙を成し遂げた。
日胆サドラーは門別競馬場の向かいある、馬具、手入れ道具、サプリメント、お土産を取り揃えた地域密着型馬具屋。ホッカイドウ競馬関係者や日高や胆振の軽種馬生産者、育成牧場関係者に利用されている。
展示初日はホッカイドウ競馬開幕日ということもあり、多くの競馬ファンが来場。光り輝くトロフィーを写真に収める姿が見られた。
日胆サドラーでは「本邦初の一般公開です。門別競馬場へお越しの際はぜひ当店にもご来店ください」とSNSで発信している。