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宮内勇樹騎手が通算100勝達成

  • 2025年04月22日
  • 通算100勝を達成した宮内勇樹騎手
    通算100勝を達成した宮内勇樹騎手
  • 通算100勝は1,212戦目で達成した
    通算100勝は1,212戦目で達成した
  • 騎手仲間や家族も祝福した口取り写真
    騎手仲間や家族も祝福した口取り写真

 4月16日、日高町富川駒丘にある門別競馬場で開催されているホッカイドウ競馬グランシャリオナイター令和7年度第1回門別競馬第3競走において、圧倒的1番人気のアサガオが1着となり、騎乗した宮内勇樹騎手は地方通算100勝を達成した。

 地方通算100勝は2023年4月のデビューから1212戦目で達成。ホッカイドウ競馬の現役騎手では15人目になる。

 宮内勇樹騎手は2002年4月27日生まれの22歳。北海道浦河郡浦河町の出身で、高校卒業後に地方競馬教養センター第104期騎手課程を経て2023年4月1日に騎手免許を取得した。ホッカイドウ競馬の川島洋人厩舎の所属となり、2023年4月19日の門別競馬第3競走にてモーニングヒマワリで初騎乗。翌4月20日の門別競馬第6競走にてエーヴベリーに騎乗して1着となり、初勝利を記録した。

 宮内勇樹騎手に100勝をプレゼントしたアサガオは、父がモーニン、母がセイユウスマイル、母の父がルールオブローという血統の3歳牡馬。新ひだか町静内農屋にある畠山牧場の生産になる。

 デビューした2023年は31勝、2年目の2024年は68勝を記録。通算99勝で2025年の開幕を迎え、本年の初勝利がメモリアルな瞬間になった。

 宮内勇樹騎手は「ほんとうは昨シーズン中に100勝したいという目標を立てていたのですが、去年の11月6日に99勝してからはオフシーズン中だったので半年間勝てなかったです。それでも開幕初日に勝つことができてよかったです。今シーズンはなんとしても初日に100勝したいという気持ちでした。おかげさまでよい馬に乗せてもらいました。去年はたくさんいい馬に巡り合えました。たくさん貴重な経験をしました。その経験を今年以降につなげられるように、オフシーズン中から馬づくりやトレーニングに励んできました。100勝のなかで印象に残っているのはアイゼンヴァンドです。前々走の1,200mのレースを1分12秒9で勝ったレースです。あの馬と出合ってレースでの自信のつき方が変わりました。強い馬はこういう勝ち方をするんだとインパクトがありました。あと、ソルジャーフィルドも乗せてもらって、のちにJBC2歳優駿(Jpn3)を勝つのですが、その前はぼくの騎乗ミスで負けたのですが、そのミスをプラスにとらえて今後の騎手人生の糧にしなさいと、いろいろな人からアドバイスされました。今日騎乗したアサガオも800mのレースで3連勝しているだけあってスピードがありますね。ただ、1,000mだと残り100mで止まってしまう課題があったので、そこだけ気を付けながら乗りました。馬の力に助けられました。馬の力を含めたら100点満点の騎乗だったとおもいます」と話した。