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門別競馬場でホッカイドウ競馬の5回目の競走能力

  • 2025年04月14日
  • 49秒4を計測したレノヴァティオ
    49秒4を計測したレノヴァティオ
  • 検査に初めて騎乗する渡邊準己騎手
    検査に初めて騎乗する渡邊準己騎手
  • 4月16日から期間限定騎乗する及川烈騎手
    4月16日から期間限定騎乗する及川烈騎手

 4月10日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、今年5回目となるホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査が行われた。

 天候晴れ、良の馬場コンディションで行われた5回目の検査は全9競走が行われ、2歳馬34頭、3歳馬4頭、4歳馬2頭、5歳馬2頭、6歳馬1頭、7歳馬1頭の合計44頭が出走。練習条件の1頭を含めた44頭すべてが基準タイム内で駆け抜け合格した。

 2歳馬の一番時計は第4競走に出走したレノヴァティオで49秒4。この日唯一、50秒を切ってゴールした。

 レノヴァティオは父が2歳新種牡馬のクリソベリル、母がサンマルリトリート、母の父がハードスパンという血統の鹿毛の牡馬。会田裕一氏が所有、田中淳司厩舎が管理、日高町緑町にあるヴェルサイユファームの生産になる。

 この日の検査には令和6年度第2回調教師・騎手免許試験に合格し、令和6年12月1日付けで騎手免許が交付された渡邊準己騎手が第1競走で初騎乗。ワタシイノッテマスで3位入線した。

 渡邊準己騎手は田中淳司厩舎所属で、北海道札幌市の出身の27歳。厩務員として田中淳司厩舎で働きながら騎手試験に合格という異色の経歴を持つ。

 また、第5競走には4月16日から7月17日まで、ホッカイドウ競馬にて期間限定騎乗する及川烈騎手も検査に騎乗。期間限定騎乗へ向け馬場の感触を確かめた。

 及川烈騎手は埼玉県川口市出身で2004年3月2日生まれの21歳。浦和競馬場で2022年4月25日の第2競走にてニシノシノブで初騎乗。4月28日に浦和競馬場にて第1競走でガンコチャンに騎乗しデビュー14戦目で初勝利を飾った。2025年4月8日現在で通算成績は1,025戦71勝2着78回。2月24日から門別競馬場において調教技術研修を行ってきた。浦和競馬場では長谷川忍厩舎に所属。期間限定騎乗中は佐々木国明厩舎の所属になる。

 令和7年度のホッカイドウ競馬は、4月16日にいよいよ開幕。初日の第5競走には1着賞金5,000,000円の2歳新馬戦、JRA認定競走スーパーフレッシュチャレンジ競走がダート1,000mで組まれ、11頭の出走が予定されている。