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門別競馬場でホッカイドウ競馬の4回目の競走能力・発走調教検査が行われる

  • 2025年04月04日
  • 稍重の馬場コンディションで行われた4回目の競走能力・発走調教検査
    稍重の馬場コンディションで行われた4回目の競走能力・発走調教検査
  • 無事に800mを走り終えた若駒
    無事に800mを走り終えた若駒
  • 受検前の緊張感が漂う装鞍所
    受検前の緊張感が漂う装鞍所

 4月3日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、今年4回目となるホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査が行われた。

 天候くもりのち雨、稍重の馬場コンディションで行われた4回目の検査には、2歳馬48頭、3歳馬6頭、4歳馬3頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬1頭の合計60頭が受検。2歳馬は8競走組まれて、48頭すべてが基準タイムの57秒0以内で800mを駆け抜けて見事合格を果たした。

 2歳馬の一番時計は第1競走に出走したライトネスで50秒5。父に本年デビューが初年度産駒になるマテラスカイ、母がオリョウ、母の父がアンライバルドという鹿毛の牝馬で、下川欣一氏が所有、小野望厩舎が管理、日高町庫富にある髙澤正幸氏の生産になる。

 ほかの2歳新種牡馬の産駒では、第3競走にダノンスマッシュ、第5競走にリコーソッピース、第7競走にタニノフランケル、第8競走にクリソベリルとマテラスカイが出走。また、2007年の北斗盃、2006年のリリーCを制覇したタガタメの10番仔になるシンメファブル、2014年の北海優駿を制覇したヤマノミラクル、2018年の羽田盃、京浜盃、ニューイヤーC、2019年の報知オールスターC、2017年のイノセントC、サンライズCを制覇したヤマノファイトの半妹になるヤマノビクトワールといったホッカイドウ競馬とゆかりのある2歳馬も元気な姿を見せた。

 本年度のホッカイドウ競馬は、16回開催85日間の日程で303競走の2歳戦を計画。2歳のダートグレード競走は11月3日のJBC2歳優駿(Jpn3)、10月30日のエーデルワイス賞(Jpn3)の2競走、JRA重賞級認定競走は10月2日のネクストスター門別の1競走、JRA上級認定競走は1着本賞金10,000,000円のサンライズCを含め全20競走、JRA認定競走は1着本賞金5,000,000円のスーパーフレッシュチャレンジを含め最大90競走を予定している。