3月27日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、今年3回目となるホッカイドウ競馬の競走能力･発走調教検査が行われた。

 天候くもり、稍重の馬場コンディションで行われた3回目の検査には、2歳馬24頭、4歳馬3頭、7歳馬1頭の合計28頭が出走。2歳馬は4競走行われ、24頭全頭が基準タイムの57秒0以内で800mを駆け抜けて見事合格を果たした。

 この日の2歳馬のなかで最も早いタイムを計測したのは、第3競走で第1位入線したイイデヒロインで51秒3。好スタートから果敢に先手を奪うと終始楽な手応えで4コーナーを回り、最後は後続に1秒差をつけゴール板を駆け抜けた。

 イイデヒロインは父がパイロ、母がスイートガーデン、母の父がブラックタイドという血統。須貝廣次氏が所有、村上正和厩舎が管理、新冠町朝日にある大作ステーブルが生産した青毛の牝馬で、祖母のきょうだいには2013年の阪神スプリングジャンプ(JG2)、2012年の新潟ジャンプS(JG3)などを制覇したシゲルジュウヤクがいる。

 フレッシュマンサイアーでは、第1競走にサブノジュニア産駒のマーベラスパワー、第3競走にクリソベリル産駒のアクアトレジャー、第4競走にダノンキングリー産駒のサラサゴーサインが出走した。

 本年度のホッカイドウ競馬は4月16日に開幕。11月13日まで、前年度より1日多い16開催85日間の日程で門別競馬場にて開催される。

 競走能力･発走調教検査は4月16日の開幕までは毎週木曜日に実施。検査の模様は【公式】ホッカイドウ競馬LIVE｢なまちゃき｣(You Tube)において、｢ホッカイドウ競馬【門別競馬場】能力検査LIVE｣のタイトルで、能力検査当日の第1競走発走の30分前からLIVE中継で配信される。視聴URLはhttps://www.youtube.com/@live2820/streamsになる。なお、場外発売所営業時間内における能力検査はスタンド内で一般見学が可能という。