ソットサスのオープンハウスが開催される
3月10日から14日の5日間、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場において、ソットサス展示会~オープンハウス~が開催された。
オープンハウスは各日、午前と午後の2回実施。オープンハウス期間中にはソットサスの到着を首を長くして待っていた牧場関係者が連日訪れ、ソットサスのコンフォメーションやコンディションを確認し、「元気そうでよかった」、「すぐにでも種付けしたい」、「さすが凱旋門賞馬、いい体をしている」、「写真より実物のほうがよくみえる」など感想を口にした。
JBBA静内種馬場の遊佐繁基場長は「到着してからも順調で、到着翌日の8日に行った試験種付けもすぐに終わりました。12日に臨時種畜検査を受けて13日から種付けを開始しました。種付けも上手で早いです。雪を見るのは初めてとおもいますが、慣れない環境にも動じることなくとても扱いやすいです」とソットサスの様子を語り、「オープンハウスの後半は天気が崩れることもありましたが、5日間で130人ほどの関係者に足を運んでいただきました。至近距離でじっくりと時間をかけてみることができるのでたいへん好評でした」と笑顔を見せた。
2019年の仏ダービー(G1)を2分02秒9のコースレコードで優勝したソットサスは翌2020年、凱旋門賞(G1)とガネー賞(G1)にも優勝。現役引退後の2021年からアイルランドで4シーズン種牡馬生活を送り、本年からJBBAが導入し静内種馬場で供用されることになった。
初年度産駒は現3歳で日本では2014年のオークス(G1)馬ヌーヴォレコルトを母に持つセナスタイルが、1月19日に中京競馬場の3歳新馬戦でデビュー勝ち。全弟になるシンエンペラーはサウジアラビアのネオムターフC(G2)に優勝し、ソットサスの評価を高めるパフォーマンスを披露している。
2025年度の種付条件は受胎確認後支払2,500,000円「10月31日期限払い、流死産時または産駒死亡時(生後30日以内)種付料返還特約付き」。本年度は事前申込みを取止め種付け当日まで随時申し込みを受け付ける方式に変更されている。