ひだかうまキッズ探検隊2024の修了式が行われる
3月6日夜、新ひだか町静内古川町にある新ひだか町公民館1階会議室において、ひだかうまキッズ探検隊2024の修了式が行われた。
ひだかうまキッズ探検隊は新ひだか町教育委員会が主催し、一般社団法人umanowaが企画・運営。2017年から新ひだか町の小学校に通う3年生から6年生を対象に、馬の歴史や文化、仕事を見て、馬についての理解を深める活動をしている。
8年目を迎えたひだかうまキッズ探検隊2024には21人が参加。昨年6月から、ライディングヒルズ静内(6月)、ビッグレッドファーム(7月)、公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC)(7月)、門別競馬場(8月)、ひだか・ホース・フレンズとノーザンレイク(9月)、北海道静内農業高等学校(10月)、アロースタッド、レックススタッド(11月)、国立大学法人北海道大学北方生物圏フィールド科学センター静内研究牧場(1月)を見学した。
修了式には17人の隊員のほか、隊員の家族、新ひだか町教育委員会の久保田達也教育長、一般社団法人umanowaの糸井いくみ代表、探検隊を受け入れた牧場や関係機関、団体の関係者らが出席。隊員には久保田達也教育長から「あなたはひだかうまキッズ探検隊2024において、馬産地日高の馬に関わる歴史、産業、文化について学び、すべての課程を修了されましたので、これを証します」と修了証が授与された。
修了証を授与された隊員は「ビッグレッドファームで調教やゴールドシップなどいろいろな種牡馬を見学したことです」、「タイトルホルダーの種牡馬になった姿を見ることができたこと」、「ゴールドシップと一緒に写真を撮った時にゴールドシップがめったに上げない前脚を上げたこと」、「BTCの木馬機械に乗ったことが楽しかった。またBTCに行きたいです」、「レックススタッドでタイトルホルダーを間近で見てスケッチしたことです。また、来年度も参加してもっと馬について詳しく知りたいです」、「静内農高で馬に乗ったり馬の手入れや馬とふれあったこと」、「うまキッズに参加して馬がもっと好きになりました」、「また馬に乗りたいです」、「北大牧場でどさんこを見たこと」、「ライディングヒルズでお馬さんに乗ったりお掃除をしていろいろなお世話ができたこと。最後にみんなで食べたスイカがおいしかったです」、「北海道大学の研究牧場で食べたカレーがおいしかったです」など、一番印象に残ったことや思い出、感想を話した。
久保田達也教育長は「先ほどお渡しした修了証は、みなさんが最後までしっかり学んだ証しです。糸井さんからは軽種馬育成調教センターでは施設を見たり授業を体験した、ライディングヒルズ静内では馬に乗ってふれあいをした、ひだか・ホース・フレンズでは牧場で働く人づくりを学んだり引退競走馬の見学をしたよ、などいろいろなところでいろいろな勉強をした報告を受けています。みなさんの感想を聞いていて、馬のことや馬に関わる仕事、いままで知らなかったことを実際に理解、体験したことは、たいへん素晴らしいとおもっています。これからももっともっと馬のことを好きになってほしいなとおもいます。あわせて、みなさんが住んでいる日高や新ひだか町についても好きになってほしいです。そして、大きくなったら、この地域に戻ってきて、地域を支える人になってほしいとおもいます。今回の授業はいろいろな方の協力があってできたのかなと考えています。そういった方々への感謝の気持ちもしっかりと持って忘れないでください。企画・運営してくださった糸井さんや、ここにおられます関係者のみなさまに、心から感謝申し上げます」とあいさつ。続いて、ひだかうまキッズ探検隊2024から、ひだかうまキッズ探検隊2024の活動に協力したレックススタッド、(株)ジェイエス、北海道静内農業高等学校、ひだか・ホース・フレンズ、BTCといった関係者に対して感謝の言葉と記念品が贈呈された。
修了式では8回にわたって行われたひだかうまキッズ探検隊2024の取り組みを振り返る映像を放映。最後に糸井いくみ代表は「今年度の隊員は新しく入った子、3年生や4年生が多く、みんなが楽しんでくれるのか不安でした。先ほど、みんなの感想を聞いて、やってよかったなとおもいました。でも、まだまだみんなにやってほしいこと、連れていきたい場所がたくさんあります。なので、来年度も参加できそうな人は参加してほしいとおもいます。みんながずっと馬を好きでいてくれたらうれしいです。貴重な時間や場所を提供してくださった関係者のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。また、機会があればご協力のほど、よろしくお願いいたします」と感謝の言葉を述べた。