カフェファラオの初年度産駒が誕生する
新冠町朝日にある秋田牧場において、カフェファラオの初年度産駒が誕生した。
初年度産駒は1月31日に生まれた鹿毛の牡馬。母はユナニマスで、2020年の有馬記念(G1)、2021年、2020年の宝塚記念(G1)、2019年の秋華賞(G1)、2020年の京都記念(G2)、2019年のクイーンC(G3)などを制覇し2020年にはJRA賞特別賞を受賞したクロノジェネシス、2019年のヴィクトリアマイル(G1)、2020年の香港C(G1)、札幌記念(G2)、2019年の富士S(G3)、2018年の紫苑S(G3)などを制覇したノームコア、フサイチリシャール、フサイチエアデール、ライラプス、アドマイヤエイカンといった活躍馬と同じファミリーになる。同牧場の秋田英敏さんは「予定日の1月17日より遅れましたが、順調に育っています。父のカフェファラオに似て骨量が豊富でイメージ通りの子どもが生まれてくれました。将来はカフェファラオとおなじようにダートのマイルで活躍してほしいですね」と語った。
カフェファラオは父がアメリカンファラオ、母がメアリーズフォリーズ、母の父がモアザンレディという鹿毛のアメリカ産馬。父がアニマルキングダムという半姉のリーガルグロリーは2022年、2021年のメイトリアークS(G1)、2022年のジャストアゲイムS(G1)、ジェニーワイリーS(G1)、2019年のレイクプラシドS(G2)、2022年のペガサスワールドC牝馬ターフ招待S(G3)、2020年のケンタッキーダウンズレイディズターフS(G3)、2019年のレイクジョージS(G3)などを制覇して北米芝牝馬チャンピオンに輝いている。
カフェファラオの競走成績は17戦7勝3着1回。2019年12月にデビューし新馬勝ち。無傷の3連勝で2020年のユニコーンS(G3)に勝ち重賞初制覇を飾った。初の古馬対戦となった2020年のシリウスS(G3)で古馬を楽々と撃破。2021年のフェブラリーS(G1)でエアスピネル、ワンダーリーデル、レッドルゼル、インティ、ミューチャリー、アルクトス、ヤマニンアンプリメ、サンライズノヴァ、ワイドファラオなどを退けてG1初制覇を成し遂げた。翌2022年のフェブラリーS(G1)も優勝し連覇を達成。秋にはマイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)に優勝し、2022年のJRA賞最優秀ダートホースに選ばれた。
2024年より新ひだか町静内田原にあるアロースタッドで種牡馬入り。種牡馬一年目は191頭の繁殖牝馬を集めた。2025年の種付料は受胎条件1,800,000円(フリーリターン特約対象)だが、すでに満口と2年連続で人気を集めている。