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ジュンライトボルトの初年度産駒が誕生する

  • 2025年03月05日
  • 静内山田牧場で生まれたジュンライトボルトの初年度産駒
    静内山田牧場で生まれたジュンライトボルトの初年度産駒
  • 生後1か月もたたないが堂々とした立ち姿を披露した
    生後1か月もたたないが堂々とした立ち姿を披露した
  • 1月28日に生まれた鹿毛の牡馬
    1月28日に生まれた鹿毛の牡馬

 新ひだか町静内田原にある静内山田牧場において、ジュンライトボルトの初年度産駒が誕生した。

 1月28日に生まれた産駒は牡の鹿毛。母はオーラティアラで、2011年のスパーキングサマーCなどを制覇したベルモントルパンらと同じファミリーになる。同牧場の山田大貴さんは「母馬はうちの牧場で古くから大事にしている血統です。ジュンライトボルトは母系も素晴らしいですし、芝でもダートでも活躍した馬でしたので、馬主さまと相談して交配しました。いい子が生まれてきたと満足しています」と話した。

 ジュンライトボルトは、父がキングカメハメハ、母がスペシャルグルーヴ、母の父がスペシャルウィークという鹿毛で、安平町早来源武にあるノーザンファームの生産。2018年のセレクトセール1歳セッションにおいて、129,600,000円(税込)で河合純二氏に購買された市場取引馬として知られ、半兄には2019年の中京記念(G3)などを制覇したグルーヴィット、半弟には2024年のレパードS(G3)、名古屋大賞典(Jpn3)などを制し、2025年のフェブラリーS(G1)で3着になったミッキーファイト、エアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ、ダイナカール、ドゥラメンテ、ルーラーシップ、オレハマッテルゼなど数多くの活躍馬がいるファミリーになる。

 ジュンライトボルトの競走成績は28戦7勝2着5回3着2回。デビューから芝のレースを使われ、3勝クラスのむらさき賞など芝で4勝したあとの2022年夏にダート戦に矛先を向けると一気の才能を開花。シリウスS(G3)で重賞初制覇を飾ると、12月のチャンピオンズC(G1)ではクラウンプライド、テーオーケインズ、シャマル、サンライズホープ、ノットゥルノ、オーヴェルニュ、タガノビューティーといったダートのトップホースたちを退けてまたたく間にG1初制覇を成し遂げた。

 2024年から新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションで種牡馬入り。種牡馬一年目は94頭と交配した。2025年の種付条件は受胎条件800,000円(フリーリターン特約)となっている。