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シャープアステカの本邦初年度産駒が続々と誕生

  • 2025年03月05日
  • 門別牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    門別牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • 門別牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    門別牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • 静内山田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    静内山田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • 静内山田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    静内山田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • 桑田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    桑田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • 桑田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
    桑田牧場で生まれたシャープアステカの本邦初年度産駒
  • JBBA静内種馬場で種牡馬生活を送るシャープアステカ
    JBBA静内種馬場で種牡馬生活を送るシャープアステカ

 公益社団法人日本軽種馬協会(河野洋平会長理事、以下JBBA)が2024年に新ひだか町静内田原にあるJBBA静内種馬場に導入したシャープアステカの日本での初年度駒が続々と誕生し、大きな話題となっている。

 日高町幾千世にある門別牧場で1月15日に生まれたのは鹿毛の牡馬。母はエムティティアラで、2021年の北九州記念(G3)などを制覇したヨカヨカや2014年の中山大障害(JG1)などを制覇したレッドキングダムと同じファミリーになる。

 新ひだか町静内田原にある静内山田牧場で1月20日に生まれたのは鹿毛の牝馬。母はシントーサクラで、2014年のNARグランプリ3歳最優秀牝馬を受賞したトーコーニーケ、1996年の桜花賞(G1)などを制覇したファイトガリバー、1992年のNHK杯(G2)などを制覇したナリタタイセイと同じファミリーになる。

 浦河町姉茶の桑田牧場で1月26日に生まれたのは黒鹿毛の牡馬。出生予定日はシャープアステカの交配相手では一番早い1月12日だった。2013年の天皇賞(秋)(G1)、2014年の安田記念(G1)、ドバイデューティフリー(G1)、中山記念(G2)、2012年のアーリントンC(G3)などを制覇したジャスタウェイと同じファミリーになる。

 それぞれの牧場では異口同音に「父のシャープアステカに似てしっかりとした馬体をしている。よい意味で予想を裏切り想像以上に素晴らしい子どもが生まれてきた」とコメントしている。

 シャープアステカは父がフロイド、母がソーシャープ、母の父がセイントリアムという12歳のアメリカ産馬。現役時代は2017年のシガーマイル(G1)、ガルフストリームパークH(G2)、ケルソH(G2)、モンマスC(G3)、2016年のパットデイマイルS(G3)を制覇するなど16戦8勝2着5回の成績を残した。

 2019年にアメリカで種牡馬入りし、2022年北米ファーストクロップ&2歳総合サイアーランキング勝馬数は第1位。海外では、ビホールダーマイルS(G1)などを制覇したスイートアステカや今年2月21日にUAEオークス(G3)に優勝したクイーンアステカなど、すでに多くの活躍馬を送り出している。

 日本では昨年、146頭と交配。本年の種付条件は受胎確認後支払1,500,000円「10月31日期限払い、流死産時又は産駒死亡時(生後30日以内)種付料返還特約付き」となっている。