令和6年度北海道地方競馬優秀賞表彰式が行われる
2月14日、ホッカイドウ競馬を主催する北海道農政部は、札幌市中央区にある京王プラザホテル札幌地下1階プラザホールにおいて、令和6年度北海道地方競馬優秀賞の表彰式を執り行った。
表彰式には各賞の授賞者、北海道農政部の安田貞彦競馬事業室長、北海道軽種馬振興公社の佃輝男専務理事、濱田敬一事務局長らが出席。安田貞彦室長は「この表彰は1年間のシーズンを通しまして、ご活躍をされました馬主様をはじめ、調教師、騎手、厩務員のみなさまを表彰し、今後の励みにしていただき、ホッカイドウ競馬の発展を目的としております。ホッカイドウ競馬といたしましても、優秀な成績を収められた関係者のみなさま方に、北海道地方競馬優秀賞を贈呈させていただいてるところであります。本日、授賞されますみなさまにおかれましては、日ごろより、競走馬の調教、育成に研鑚を積まれ、すばらしい成績を収められたところでございまして、ここに改めて敬意を表しますとともに、深く感謝を申し上げます。また、授賞者のみなさま方を支えてこられましたご家族をはじめ、関係者のみなさまや地域のご支援に対しましても、心から感謝とお祝いを申し上げます。
さて、令和6年度のホッカイドウ競馬につきましては、昨年の11月7日をもって84日間の開催を終えたところでございますが、とくにホッカイドウ競馬所属の2歳馬が活躍され、5回目の開催となりましたJBC2歳優駿(Jpn3)におきましては、ソルジャーフィルドが4年ぶりにホッカイドウ競馬所属馬として勝利し、NARグランプリの最優秀2歳牡馬に選ばれるなど、多くの競馬ファンのみなさまに、改めてホッカイドウ競馬の強い2歳馬を知っていただく機会になったとおもいますし、地方競馬全体の魅力向上に貢献していただいたところでございます。また、発売額につきましては543億円と過去最高を記録いたしまして、5年連続で500億円を確保することができました。これもひとえにご声援をいただきました競馬ファンのみなさま、報道機関のみなさまをはじめ、多くの関係機関、団体のご支援、ご協力に加え、調教師、騎手、厩務員のみなさま方が一丸となりまして、早朝からの調教や出走馬の確保にご尽力いただき、競馬運営の充実によるものと感謝申し上げます。
あと2か月で令和7年度のシーズンがはじまります。4月16日に開幕し85日間の開催となりますが、門別競馬場では470頭余りの2歳馬がデビューに向けて、まさに調教に励まれているとおもいます。北海道といたしましても、北海道軽種馬振興公社と連携いたしまして、開幕に向けてしっかりと準備を進めてまいりますとともに、門別競馬場の基幹施設もはじまっておりますので、しっかりと整備を進めていき、競馬事業が安定的に運営できるよう、引き続き取り組んでまいります。本日、ご出席のみなさま方におかれましては、今後ともそれぞれのお立場から、ホッカイドウ競馬にご支援、ご協力を賜わりますよう、心からお願いを申し上げます」とあいさつした。
表彰式では優秀調教師賞として、勝利度数第1位の田中淳司調教師、第2位の角川秀樹調教師、第3位の小野望調教師を、勝率第1位の田中淳司調教師、第2位の角川秀樹調教師、第3位の小野望調教師を、優秀騎手賞として勝利度数第1位の石川倭騎手、第2位の落合玄太騎手、第3位の桑村真明騎手、勝率第1位の石川倭騎手、第2位の落合玄太騎手、第3位の桑村真明騎手を、優良きゅう務員賞として、片平陽子氏(五十嵐冬樹きゅう舎)、竹下幸信氏(齊藤正弘きゅう舎)、山岸一穂氏(松本隆宏きゅう舎)を表彰。安田貞彦室長から賞状と記念品が贈呈された。
田中淳司調教師は「厩舎全体で順調に調教が進んでいます。開幕から競馬が盛り上がるようにしっかり調整していきますので、ファンのみなさまには競馬場に足を運んできただき応援していただきたいです」と話した。