馬産地ニュース

ホッコータルマエの関連資料およびウマ娘パネルの展示がスタート

  • 2025年02月13日
  • 苫小牧市美術博物館で始まった展示
    苫小牧市美術博物館で始まった展示
  • ホッコータルマエの貴重な記念品も展示
    ホッコータルマエの貴重な記念品も展示
  • 「ホッコータルマエ」と「とまチョップ」の苫小牧描きおろしポスター
    「ホッコータルマエ」と「とまチョップ」の苫小牧描きおろしポスター

 1月29日から苫小牧市末広町にある苫小牧市美術博物館1階エントランスにおいて、競走馬「ホッコータルマエ」関連資料およびウマ娘パネルの展示が始まった。期間は3月9日まで。

 このイベントは2023年12月に同館で「ホッコータルマエ」の関連展示を実施したところ、多くの好評の声があったことから第2弾を企画。馬主である北幸商事(株)、苫小牧観光協会、Cygames(サイゲームス)の協力により実現したという。

 会場ではCygamesが展開するクロスメディアコンテンツ、ウマ娘プリティーダービーに登場するホッコータルマエの等身大パネルと、苫小牧市公式キャラクターとして有名な、とまチョップの等身大パネルを中央に配置。苫小牧市のシンボルとして市民に愛される樽前山と放牧地の写真をバックに2つの等身大パネルとの記念撮影ができるスポットもつくった。

 ほかにもホッコータルマエが優勝した第38回帝王賞(Jpn1)と第60回東京大賞典(G1)の口取り写真と優勝肩掛け、ホッコータルマエの写真、ホッコータルマエが出走した2015年のドバイワールドC(G1)において、出走枠を決める際に使用した出走抽選くじ、ホッコータルマエのぬいぐるみなど、ホッコータルマエに関する貴重な品々を展示。苫小牧市のとまこまい観光大使を務めるホッコータルマエの観光大使委嘱状も飾られている。

 苫小牧観光大使でもあるホッコータルマエは現在、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションと浦河町西幌別にあるイーストスタッドで種牡馬として供用。馬名の「タルマエ」は苫小牧市のシンボルである樽前山が由来とされる。

 現役時代はダートグレード競走で顕著な活躍を見せ、2014年のチャンピオンズC(G1)、2014年、2013年の東京大賞典(G1)、2013年のJBCクラシック(Jpn1)、2015年、2013年の帝王賞(Jpn1)、2016年、2015年、2014年の川崎記念(Jpn1)、2013年のかしわ記念(Jpn1)に優勝し、日本競馬史上初のG1/Jpn1競走10勝を達成。2014年のJRA賞最優秀ダートホース、2015年、2014年、2013年のNARグランプリダートグレード競走特別賞馬として表彰されている。

 種牡馬としてもブリッツファング、レディバグ、メイショウフンジン、ゴライコウといった重賞勝馬を送り出し活躍。ダートのトップ種牡馬の地位を確かなものにしている。

 ウマ娘でのホッコータルマエは、好きな食べ物がハスカップ。とまこまい観光大使として、ローカルアイドルの活動を通じて苫小牧のPRに励んでいる。ゲーム内では苫小牧を案内するシーンもあり、苫小牧市美術博物館を訪れるシーンも登場。マンモスの親子を見どころとして紹介しているという。