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静内軽種馬生産振興会の重賞競走優勝牧場を祝う会が開催される

  • 2025年02月12日
  • G1/Jpn1競走優勝の表彰
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  • 中央競馬重賞競走優勝表彰
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  • 静内軽種馬生産振興会の重賞競走優勝牧場を祝う会
    静内軽種馬生産振興会の重賞競走優勝牧場を祝う会

 2月5日夜、新ひだか町静内地区の生産者で組織する静内軽種馬生産振興会(畠山史人会長)は、新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテル2階エクリプスホールにおいて、令和6年度重賞競走優勝牧場を祝う会を開催した。

 祝う会には重賞競走優勝生産牧場の関係者、畠山史人会長をはじめとした振興会会員のほか、日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長、谷川貴英副組合長理事、田中裕之理事、谷岡康成代表監事、JRA日本中央競馬会日高育成牧場の浮島理場長と大村一副場長、公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長と山本竜太次長、しずない農業協同組合の西村和夫会長理事らが出席。重賞競走優勝を祝福した。

 令和6年において静内軽種馬生産振興会会員生産馬は、中央競馬においては岡田スタッド生産のブローザホーンが宝塚記念(G1)、日経新春杯(G2)に優勝したのを筆頭に14の重賞競走を、地方競馬においては岡田スタッド生産のシャマルがかしわ記念(Jpn1)や黒船賞(Jpn3)に優勝したのを筆頭に23の重賞競走を制覇。目覚ましい活躍を見せて静内産馬の名声を高めた。

 表彰式では畠山史人会長や新ひだか町、北海道日高振興局が表彰状や記念品を贈呈。その栄誉をたたえた。

 主催者を代表して畠山史人会長は「本日はみなさま、ご多忙にもかかわらず当会主催重賞競走優勝牧場を祝う会にご出席いただき、まことにありがとうございます。昨年は当地区から中央・地方を合わせて37レースの重賞レースに勝利し、たいへん喜ばしいかぎりです。ただいま表彰させていただきました22牧場のみなさま、まことにおめでとうございます。最後に出席くださいましたみなさまの健勝と生産者のみなさまの今後の産駒の活躍を祈念いたします」とあいさつ。

 来賓を代表して浮島理場長は「平素よりJRAならびにJRA日高育成牧場の業務運営に関しまして多大なご理解、ご協力を賜わりますことに関しまして感謝申し上げます。静内地区では多くの重賞競走に勝利され、表彰を受けられたみなさま、まことにおめでとうございます。素晴らしい結果でございまして、これはまさにみなさまが真摯に強い馬づくりに精進されている成果とあらためて敬意を表します。手前みそではありますが、グランド牧場さまが生産されネクストスター園田や園田ジュニアカップに優勝したオケマル号は、JRA日高育成牧場で育成させていただいたブリーズアップセール出身馬でございます。JRA育成馬に関しましては、いろいろな場で、いろいろなご意見をいただくことが多いですが、今回、オケマル号が活躍してくれホッと胸をなでおろしているところでございます。せり市場も引き続き好調でございます。貴振興会のますますの発展、愛馬のご活躍をご祈念申し上げます」と祝辞を述べた。

 祝宴は遊佐繁基場長の「今年も静内産馬がたくさん重賞に勝つことを期待しているところです」という乾杯の音頭でスタート。ブローザホーンの宝塚記念(G1)、シャマルのかしわ記念(Jpn1)などのレース映像も大型スクリーンで放映され、出席者全員で歓びを分かち合った。