馬産地ニュース

日本軽種馬協会静内種馬場で種付安全祈願祭

  • 2025年01月31日
  • 静内種馬場で執り行われた種付安全祈願祭
    静内種馬場で執り行われた種付安全祈願祭
  • 安全を祈る日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長
    安全を祈る日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長
  • バゴの後継として期待がかかるステラヴェローチェ
    バゴの後継として期待がかかるステラヴェローチェ

 1月30日、新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場において、令和7年度種付安全祈願祭が執り行われた。

 種付安全祈願祭は、種付け、出産シーズンにおける人馬の無病息災、安全、愛馬の活躍を願う種馬場の伝統神事。当日は静内種馬場の遊佐繁基場長をはじめとした種馬場職員、日高軽種馬農業協同組合の古川雅且代表理事組合長、谷川貴英副組合長理事、配合委員会委員長の前川則久理事、配合委員会副委員長の庄野宏志理事、田中裕之理事、矢野亨憲理事、谷岡康成代表監事、岡本邦彦参事、小島謙治業務部長、静内軽種馬生産振興会畠山史人会長、競走馬のふるさと日高案内所河村伸一所長、生産育成技術者研修第46期生など関係者約40人が参列し、静内神社の山田久麿禰宜による神事に従い、種付所内に設けられた祭壇に玉串を奉納した。

 祈願祭後には本年から静内種馬場に導入された新種牡馬のステラヴェローチェを参列者にお披露目。参列者の一人は「皮膚が薄くて柔らかみがあって動きも軽いですね」と期待をかけていた。

 2025年度の静内種馬場では、2020年のサウジアラビアロイヤルC(G3)、2021年の神戸新聞杯(G2)などを制覇して3歳クラシック戦線でも上位入線を果たしたステラヴェローチェのほかに、2020年の凱旋門賞(G1)、ガネー賞(G1)、2019年の仏ダービー(G1)などを制覇したソットサスを新種牡馬として導入。カラヴァッジオ、デクラレーションオブウォー、シャープアステカ、ミスチヴィアスアレックス、ノーブルミッション、マクフィを含めた8頭のラインナップになる。

 遊佐繁基場長は「今年はソットサスのほか、当種馬場にて種牡馬として繋養していましたバゴの後継になります内国産のステラヴェローチェを導入しました。配合申し込みも種付け当日まで随時受け付けに変更しましたし、不受胎や流死産生後直死の獣医診断書の提出が不要になったほか、軽種馬商社が窓口になって配合申し込みができるようになりました。いろいろ手を加えてみなさまがご利用しやすいシステムになりましたので、より多くのご利用をお待ちしています。また、種牡馬展示会は2月7日午前9時から開催します。ソットサスは到着が3月7日になるためお披露目できませんが、展示会当日にはビデオを放映します。到着後は改めてお披露目する機会を設けます。よろしくお願いいたします」と話した。