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浦河町軽種馬生産振興会青年部の種牡馬視察研修が行われる

  • 2025年01月29日
  • 新種牡馬を中心に見学した種牡馬視察研修
    新種牡馬を中心に見学した種牡馬視察研修
  • 本年からJBBA静内種馬場で供用されるステラヴェローチェ
    本年からJBBA静内種馬場で供用されるステラヴェローチェ
  • 種牡馬のコンディションを入念にチェックした
    種牡馬のコンディションを入念にチェックした

 1月28日、浦河町の牧場後継者で組織する浦河町軽種馬生産振興会青年部(田中駿部長)は、令和7年度種牡馬視察研修を行った。

 種牡馬視察研修は同青年部の事業の一環。毎年、種付シーズン前に行われる恒例イベントで、当日は田中駿部長をはじめとした青年部員のほか、荻伏軽種馬生産振興会青年部、JRA日高育成牧場や公益財団法人軽種馬育成調教センターの職員、浦河町の生産者など50人以上が参加した。

 最初の視察となった新ひだか町静内田原にある公益社団法人日本軽種馬協会静内種馬場では、本年から新たに種牡馬として供用されるステラヴェローチェを筆頭に、今年ファーストクロップがデビュー年を迎える2歳新種牡馬のミスチヴィアスアレックス、今春、本邦初年度産駒が誕生するシャープアステカ、スキャットダディ産駒の成功種牡馬として知られるカラヴァッジオ、日本で通算300勝を達成したデクラレーションオブウォーを見学。どの種牡馬も引き締まった光輝く馬体で登場し、種付シーズンへ向けてコンディションの良さをアピールした。

 なお、もう1頭の新種牡馬ソットサスは日本への到着が遅れており静内種馬場へは3月上旬に入厩予定。2月7日の種牡馬展示会では編集した動画を放映して紹介し、入厩後はオープンハウスを開催し、改めてお披露目する機会を設けるという。

 このあと、青年部一行は、新ひだか町静内田原にあるアロースタッド、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーション、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーション、日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションへ移動。リュウノユキナ、レッドベルオーブ、パールシークレット、セリフォス、ジャスティンミラノ、プロミストウォリア、ドライスタウト、レモンポップ、ドウデュース、シャフリヤールといった新種牡馬のほか、ニューイヤーズデイ、モーニン、ロードカナロア、コントレイル、イクイノックス、キタサンブラック、レイデオロ、アドマイヤマーズ、ダノンキングリー、キズナ、ドレフォンといった有名種牡馬を見学し、コンフォメーションや歩様などを目に焼き付けた。