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第8回浦河高等学校写真部BTCフォトコンテストの表彰式が行われる

  • 2025年01月28日
  • 第8回浦河高等学校写真部BTCフォトコンテストの表彰式
    第8回浦河高等学校写真部BTCフォトコンテストの表彰式
  • 表彰式であいさつする草野広実理事長
    表彰式であいさつする草野広実理事長
  • コンテストには22点の応募があった
    コンテストには22点の応募があった

 1月23日、第8回浦河高等学校写真部BTCフォトコンテストの表彰式が、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC、草野広実理事長)事務所2階大会議室において行われた。

 BTCは2017年から北海道浦河高等学校写真部によるBTCフォトコンテストを開催。第8回のコンテストには22点の応募があった。

 表彰式には「理事長賞」、「優秀賞」、「JRA日高育成牧場賞」、「日高振興局賞」の受賞者のほか、草野広実理事長をはじめとしたBTC役職員、JRA日高育成牧場の浮島理場長、北海道日高振興局の髙見芳彦局長らが出席。表彰式の開催にあたり草野広実理事長は「今回受賞されたみなさま、まことにおめでとうございます。馬の写真を上手に撮ろうとすれば、たとえば内藤律子先生のように、なるべく馬のそばで、時間をかけて、納得いくまで写真を撮れたらよいのでしょうけど、みなさんはBTCの調教場のなかで、調教中の馬の撮影ですとか、あるいは、乗馬訓練や厩舎作業をしている育成調教技術者養成研修の研修生ですとか、ひじょうに限られた制約があるなかでの撮影ということで、とても難しかったのではないかと想像します。そういったなかで、今回理事長賞に選ばれた『これだけは譲れない』という作品でございますけれども、並走して調教している育成馬を的確な構図でとらえた作品でした。なかなか走っている馬の脚の先のほうまで枠のなかに納めるのは難しく、技術的にもたいへんだったとおもいますが、そのあたりを高く評価させていただきました。
 そのほかのみなさんもですね、馬のリラックスしている様子だとか、真剣に研修に取り組んでいる研修生の表情とか、よくとらえられていますので、その写真を見た人には何かしら伝えられるとおもいます。これらの写真は、いずれBTCニュースという私どもの広報誌で紹介させていただきます。BTCニュースは、全国の大勢の競馬関係者、あるいは、獣医関係の方々に配布してますので、みなさんがおもっている以上の人たちに見ていただけますし、毎年、この写真を楽しみにしているという返事もいただいています。今後、みなさんだけでなく、同じ写真部の部員の写真技術が上がっていくように期待しております」とあいさつした。

 表彰式では「これだけは譲れない」で理事長賞を受賞した松本怜さん(3年生)、「至福の時」で優秀賞を受賞した加藤小遥さん(2年生)、「草陰」で優秀賞を受賞した笹原なりえさん(1年生)に対して草野広実理事長が、「一心同体」でJRA日高育成牧場賞を受賞した近藤夕日さん(3年生)に対して浮島理場長が、「お腹すいた」で日高振興局賞を受賞した古川隼也さん(2年生)に対して髙見芳彦局長が、それぞれ賞状と記念品を贈呈。受賞者を代表した理事長賞を受賞した松本さんは「このような賞をいただきありがとうございます。表彰を受けた作品を含めて22点もの作品を応募できたのは、BTCの方々のご協力があってこそと感謝申し上げます。いまの1年生、2年生、これから入ってくる新入部員の人たちにも、こういう経験が貴重であるものと自覚して、今後とも部活動に勤しんでいきたいとおもいます。本日はほんとうにありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。